- 転職初日は挨拶と立ち振る舞いで第一印象が決まる
- 初日の過ごし方は謙虚かつ素直な姿勢が評価を下げないコツ
- 好印象な挨拶例文・30秒で終わる超シンプル挨拶例文(例文)
「転職初日の挨拶はどうすればいい?」
「服装や出社時間、これで大丈夫?」
「初日から評価を下げたらどうしよう……」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。転職初日は、ちょっとした立ち振る舞いで印象が決まりやすく、誰でも緊張してしまうものです。結論として、転職初日は「10分前到着・きれいめ服装・簡潔な挨拶」を押さえれば大きな失敗はありません。
この記事では、転職初日の挨拶を中心に、前日までの準備、当日の流れ、評価を下げない過ごし方、やってはいけないNG行動まで解説します。
ポイントさえ押さえておけば、必要以上に構える必要はありません。初日を好印象で終えたい方は、ぜひ最後までチェックしてください。

- 採用・人事歴10年以上
- 中途採用で900名以上を選考
- 採用統括責任者として書類選考・面接・採否の決定を担当
- 人事評価基準の策定・人事考課にも従事
- 社員のキャリア相談を多数経験
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
転職初日の前日までに必ず確認すること【準備・不安対策】

新しい職場での第一歩となる転職初日は、事前に準備を整えておくことで、当日の緊張や不安をぐっと和らげられます。当日になって慌てないためにも、前日までに最低限確認しておきたいポイントを押さえておきましょう。
転職初日の出社時間は何分前?遅刻・早すぎNGも解説
転職初日は、始業時間の10分前に到着するのがベストです。早すぎても遅すぎても、職場に気を遣わせたり、自分が居心地の悪い思いをしたりする可能性があるからです。
求人票に記載されている始業時間は目安ですが、実際の出社時間は職場の雰囲気によって異なることも少なくありません。多くの社員が10分前には出社している職場で、始業ギリギリに到着すると、時間にルーズな印象を与えてしまうことがあります。
一方、かなり早く着きすぎると、担当者がまだ出社しておらず、対応を急がせてしまう場合もあるかもしれません。
そのため、特別な指示がない場合は、始業時間の10分ほど前に到着できるよう余裕を持つと、周囲に誠実で落ち着いた印象を与えられます。不安な場合は、事前に出社時間を確認しておくと、より安心です。
転職初日の服装の基本|迷ったらこの基準
転職初日の服装は、迷ったら「少しきちんとした服装」を選びましょう。転職初日は第一印象が関係性を築くスタートとなるため、ふさわしい服装を選ぶことで「常識がある」と見られるからです。初日の業務内容や職場の雰囲気によって適切な服装は異なりますが、カジュアルすぎる服装は避けた方が無難です。
たとえば、以下のようなコーディネートであれば、転職初日も安心して出社できます。
転職初日におすすめの服装例
- ジャケット+シンプルなブラウス+センタープレスパンツ
- 落ち着いた色のカーディガン+きれいめトップス+ひざ下スカート
- ネイビーまたはグレーのスーツ
どの服装を選ぶ場合でも、大切なのは清潔感です。シワのない服を選び、派手なアクセサリーは控えるなど、身だしなみを整えておきましょう。
迷ったときは、周囲に信頼感を与える「きちんと感」を意識した装いを選ぶと、あなたの心にもゆとりが生まれて安心です。
転職初日の持ち物|忘れると困るものリスト
転職初日の持ち物は、会社に指定されたものだけでなく、自分でも最低限の備えをしておくことが大切です。初日は入社手続きや説明を受ける場面が多く、想定外の対応が必要になることもあります。事前に案内された持ち物だけでは不十分なケースもあるため、ビジネスパーソンとして必要なものは準備しておくと安心です。
以下のような持ちものがあると落ち着いて行動できるでしょう。
- 筆記用具
- メモ帳またはノート
- 身分証明書
- 印鑑
これらを準備しておけば、説明を聞きながらメモを取ったり、その場で書類対応が必要になった場合でも慌てずに済みます。
転職初日の持ち物は「指示されたもの+基本アイテム」を前日までに揃えておきましょう。
転職初日の1日の流れ|出社〜退社まで

転職初日の過ごし方は職場によってさまざまですが、多くの場合、基本的な流れには決まったパターンがあります。初日はバリバリと業務をこなすことよりも、新しい環境に慣れたり、必要な手続きを済ませたりする時間が中心です。あらかじめ1日の全体像をイメージしておくだけでも、不安をぐっと減らせます。
一般的な転職初日の流れは、以下のとおりです。
オリエンテーションは人事担当者が行う場合もあれば、配属先で実施されるケースもあります。その後、配属先のメンバーへ挨拶して、簡単な説明や業務紹介を受ける流れが一般的です。
転職初日は流れを知っておくだけで、心の余裕が生まれます。初日は完璧を目指す必要はなく、全体像を掴むことを意識して過ごしましょう。
転職初日の過ごし方|評価を下げないためのポイント

転職初日は、スキルよりも立ち振る舞いや姿勢が見られやすい日です。ここでは「これだけ意識しておけば大丈夫」というポイントを紹介します。
第一印象はここで決まる|明るい挨拶と表情
転職初日の第一印象は、その後の人間関係を築くうえでとても大切な役割を果たします。とはいえ、何か難しいことを意識する必要はなく、明るい挨拶と柔らかな表情を心がけるだけで十分です。
たとえマスクをしていても、目元を意識して相手の目を見たり、少し口角を上げるイメージを持ったりするだけで、受ける印象はぐっと良くなります。
無理に会話を盛り上げようと頑張りすぎる必要もありません。「おはようございます」「本日からお世話になります」のような基本的な挨拶を丁寧にすることが、周りからの信頼と好印象につながります。
転職初日は「謙虚+素直」が一番評価される
初日は、これまでの経験や実績をアピールする場ではありません。謙虚さと素直さを意識することが、結果的に評価を高めます。
前職との違いに戸惑うことがあっても、「前の職場では……」と比較する発言は避けた方が無難です。社風やルールがまだ分からない段階では、発言ひとつで誤解を生むこともあります。まずは、教えてもらったことを素直に受け止める姿勢や、分からないことがあれば素直に質問する姿勢を意識してみましょう。
こうした基本を守るだけで、周囲からは「一緒に働きやすい」と安心感を持ってもらいやすくなります。
初日から完璧にできなくて大丈夫な理由
転職初日に、すべてを完璧にこなそうとする必要はありません。新しい職場では、業務の進め方やルール、人間関係など、覚えることが多くて当然です。会社側もそのことを理解したうえで、転職者を迎え入れています。
初日はオリエンテーションが中心になる職場もあれば、業界経験者の場合は早い段階から業務を任されることもあります。
しかし、すぐに完璧にできることは求められていません。大切なのは、分からないことをそのままにせず、教えてもらいながら吸収しようとする姿勢です。慣れない環境で緊張したり、小さなミスをしてしまったりすることもあるでしょう。それでも、丁寧に確認し、前向きに取り組む姿勢があれば、評価が下がることはありません。
実際に中途採用者を受け入れる側の立場でも、初日は「できるか」より「一緒に働きやすそうか」を見られるケースがほとんどです。
転職初日は成果を出す日ではなく、職場に慣れるためのスタートの日だと考えて、落ち着いて過ごしましょう。
転職初日にやってはいけないNG行動4選

転職初日は、評価を上げるよりも、評価を下げないことを意識した方が失敗しづらくなります。何気ない振る舞いが誤解につながることもあるため、避けたい行動を予め知っておくと安心です。
スマホを頻繁に触る
初日にスマホを頻繁に触ると、周囲からの印象が下がりやすくなります。仕事への意欲が低い、話を真剣に聞いていないと受け取られやすいためです。たとえ調べもののためであっても、説明なしに画面を見る姿は誤解を招きます。
初日は自己紹介や業務説明など、聞き逃したくない情報が続きます。その場でメモを取らずにスマホを操作していると、「理解する気がないのでは」とかんじさせてしまう可能性があります。
スマホ操作が必要な場合は一言添えるのが無難です。初日は「仕事に集中している姿勢」が何よりの信頼につながります。
分からないまま放置する
分からないことをそのままにするのも、初日に避けたい行動です。小さな疑問の放置が後々のミスや、やり直しにつながりやすいからです。初日は質問しづらいと感じがちですが、聞かずに進める方がリスクになります。
新しい職場では、用語やルール、仕事の進め方が前職と異なります。曖昧な理解のまま作業をすると、後から修正が必要になり、周囲の手を止めてしまうこともあるでしょう。
早めに確認する姿勢は、慎重で誠実な印象につながります。
前職のやり方を押し通す
前職の経験をそのまま持ち込む姿勢は、初日には慎重さが不可欠です。職場ごとの考え方や優先順位を理解する前に意見を出すと、協調性に欠ける印象を与えやすくなります。受け取られ方を整理しました。
| 発言 | 周囲の受け取り方 |
|---|---|
| 前の会社ではこうでした | 比較されていると感じる |
| このやり方の方が早い | 否定された印象を持たれる |
| 前職では問題なかった | 現状を軽視していると映る |
前職で培った経験を活かせる場面は、必ず訪れます。だからこそ、初日はあえて観察を優先し、新しい環境に馴染むことを優先にしてみましょう。
初日から打ち解けすぎる
初日から相手との距離を一気に縮めようとする行動も注意が必要です。相手との関係性や職場の雰囲気を把握しきれていない段階では、踏み込み過ぎた言動が相手の負担になる場合もあります。
フランクな会話や冗談が許容される職場もありますが、それは信頼関係ができてからの話です。初日から私的な質問を重ねたり、砕けすぎた口調を使ったりすると、軽率な印象につながることがあります。
転職初日は、丁寧な言葉遣いと節度ある距離感を保つ方が安心です。落ち着いた姿勢で過ごすことで、周りの空気にも馴染んでいき、自然と心地よい関係性が築かれていきます。
転職初日の挨拶で気をつけるポイント

転職初日の挨拶は、これから始まる新しい毎日へと繋がる入口です。「良い評価を得なければ」と気合を入れすぎるより、落ち着いて感じの良い印象を残すことを意識すると無理がありません。
基本のポイントは、相手の目を見て軽く会釈を添え、明るく名乗ることです。声が小さすぎると頼りない印象を与えてしまうこともあるため、普段よりも少しだけはっきりとした声を意識すると伝わりやすくなります。
内容は名前と配属先、簡単な一言に留めるのがスマートです。挨拶は相手の手を止める時間でもあるので、30秒から1分以内を目安にまとめると、周囲への配慮が伝わり好印象につながります。
途中で言葉に詰まってしまっても慌てないで大丈夫です。最後まで丁寧に伝えようとする誠実な姿勢が、初日の挨拶では安心感を与えます。
例文あり|転職初日の挨拶の仕方
初日の挨拶は、オフィスで直接顔を合わせるだけでなく、リモートワーク中心の職場であればメールでする機会も増えています。どのシーンでもあなたの誠実さがしっかり伝わるよう、対面とメール、それぞれに合わせた例文を紹介します。
対面での挨拶例文(全体・個別)
対面での挨拶例文(全体)
おはようございます。本日付けで入社し〇〇部に配属いたしました〇〇〇〇と申します。
前職では食品業界で、営業事務として受発注業務や問い合わせ対応、書類作成、在庫管理などを担当しておりました。こちらではBtoBだけでなくBtoC事業にも携われる点に魅力を感じ、これまでの経験を生かしながら新しい分野にも挑戦したいと考えております。
慣れない点もありご迷惑をおかけするかと思いますが、早く仕事を覚え、職場のお役に立てるよう努めます。
どうぞよろしくお願いいたします。
対面での挨拶例文(個別)
はじめまして。本日付けで入社いたしました〇〇〇〇と申します。
本日からこちらの部署でお世話になります。
前職では営業事務として、受発注業務や書類作成を中心に担当しておりました。
まだ分からないことも多く、ご迷惑をおかけする場面があるかと思いますが、早く仕事を覚えていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
30秒で終わる超シンプル挨拶例文
おはようございます。
本日付けで入社いたしました、〇〇部の〇〇〇〇と申します。
まだ分からないことも多いですが、早く仕事を覚えられるよう努めます。
どうぞよろしくお願いいたします。
緊張しても失敗しにくい最短例文
本日からお世話になります、〇〇〇〇と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
メールで挨拶する場合の例文と注意点
転職初日に対面での挨拶が難しい場合は、メールでの挨拶でも失礼にはなりません。ポイントは簡潔で分かりやすい内容にすることです。意気込みを詰め込みすぎると、読む側に負担をかけてしまいます。
メール挨拶の例文
初めまして。本日付けで入社し、〇〇部に配属となりました〇〇〇〇と申します。
本来であれば直接ご挨拶すべきところですが、リモート勤務のためメールにて失礼いたします。
前職では営業事務として、受発注業務や書類作成を中心に担当しておりました。
まだ不慣れな点も多いかと思いますが、早く業務に慣れていきたいと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
メールは第一印象を補う手段と捉え、簡潔さを意識した挨拶を心がけましょう。
転職初日に不安を感じるのは普通?よくある悩み

転職初日に不安を感じるのは、ごく自然な反応です。
新しい環境では人間関係や仕事の進め方、社内ルールなど分からないことが一気に増えます。そのため「うまくやれるだろうか」「周囲にどう思われているのだろう」と考えてしまい、緊張が強まる人も多いでしょう。特に女性の場合、職場の雰囲気や距離感を気にしてしまい、必要以上に構えてしまうこともあります。
しかし、周りの人も初日で慣れないのは当然と理解しています。初日から完璧な立ち回りを求められているわけではありません。むしろ、戸惑いながらも素直に学ぼうとする姿勢の方が、親しみやすく安心感につながります。
新しい環境を前にしてドキドキしたり、落ち着かない気持ちになったりするのは、決してあなたが未熟だからではありません。新しい環境に一生懸命なじもうとしている、前向きな証拠として受け止めてあげましょう。
転職初日のよくある疑問Q&A
転職初日によくある質問をまとめました。
- 転職初日は手土産を持っていくべき?
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転職初日に手土産は必須ではありません。会社への入社は、業務の一環として迎えられるものだからです。無理に用意すると、かえって気を遣わせてしまう場合もあります。
- 初日に挨拶できなかった人へは後日挨拶する?
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初日に全員へ挨拶できなくても問題ありません。シフト勤務や外出などで不在の人がいることはよくあることです。後日顔を合わせた際に「ご挨拶が遅くなりました」と一言添えれば、印象が悪くなることはありません。
- 転職初日はメモを取った方がいい?
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転職初日は、メモを取りながら話を聞く姿勢が好印象につながります。業務説明や社内ルールは情報量が多く、記憶だけに頼るのは難しいためです。ただし、書くことに意識が向きすぎて、相手の話を聞き洩らすことがないよう注意しましょう。
- 転職初日は残業していった方がいい?
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初日に残業する必要はありません。業務量や進め方を把握する前に無理すると、かえって空回りしやすくなります。定時で帰る場合も、指示されたことをやり切り、周りに一声かけてから退社すれば問題ありません。残業するかどうかは上司の判断に従うのが基本です。
- 転職初日に分からないことはどこまで質問していい?
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分からないことは、初日のうちに確認して構いません。業務の前提となる内容を曖昧なまま進める方が、後々のミスにつながりやすいからです。ただし、説明の途中で何度も遮るのは避け、区切りの良いタイミングでまとめて聞くとスムーズです。
まとめ|ポイントを押さえて転職初日を成功させよう
この記事では、転職初日について解説しました。
転職初日は、完璧に振る舞う日ではなく、職場に慣れるためのスタート地点です。出社時間や服装、挨拶の基本を押さえ、分からないことは抱え込まず確認する姿勢でいれば、過度に構える必要はありません。不安を感じるのも自然なことなので、落ち着いて一日を過ごす意識を持ちましょう。
転職初日は「仕事」だけでなく、書類や手続きで戸惑う場面も出てきやすいものです。もし「これって大丈夫?」と感じたら、次の記事も参考にしてみてください。
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