退職届の日付で失敗しない!トラブルを防ぐ正しい書き方と例文

退職届の日付で失敗しない!トラブルを防ぐ正しい書き方と例文
記事まとめ(要約)
  • 退職届に書く日付は提出日と退職日の2種類
  • 日付の書き方を間違えるとトラブルに繋がる
  • 和暦・西暦や縦書き・横書きのルールを解説
  • 例文付きで正しい書き方がすぐわかる(例文

「退職届に書く日付は、和暦と西暦のどっちを使えばいいの?」
「会社に迷惑をかけないように、日付を書く際のルールを知りたい」
「手書きで漢数字と数字のどちらにするか迷う」

このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、退職届の日付の基本ルールから、和暦・西暦の選び方、縦書き・横書きのマナーまで、具体例と例文を交えて解説します。

最後まで読めば、正しいルールを理解して、円満退職に向けた正しい退職届が作成できます。

本記事のライター
伊藤えま
  • 採用・人事歴10年以上
  • 中途採用のみで900名以上を選考
  • 採用統括責任者として書類選考・面接・採否の決定を担当
  • 人事評価基準の策定・人事考課にも従事
  • 社員のキャリア相談を多数経験
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)

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目次

退職届に書く日付は2種類ある

退職届には「提出日」「退職日」の、意味の異なる2つの日付を記載する必要があります。どちらも似ているように見えますが、役割が違うため、正しく理解して書き分けることが大切です。

まず、提出日は「退職届を会社に提出した日」です。会社側が受理した日として扱われ、退職日までの引き継ぎ期間や手続きのスケジュールを決める基準になります。郵送の場合は、退職届をポストに投函した日を記載します。

次に退職日は「雇用契約が終了する日」を指す、最も重要な日付です。最終出勤日と混同しがちなポイントですが、多くの場合、有給休暇を消化して退職日を迎えるため、最終出勤日と退職日は一致しません。退職日は会社と合意したうえで記載するものなので、自己判断で記載しないようにしましょう。

2つの違いを押さえておくと、書き間違いによるトラブルを防ぎ、スムーズに退職手続きを進められます。

退職届に日付を書くのはなぜ?書き忘れると起きるトラブル

退職届に日付を記入することは、単なる形式ではなく、手続きの正確性を確保し、後々のトラブルを回避するために欠かせません。日付があることで、会社側は提出のタイミングや退職スケジュールを正確に把握でき、書類としての効力が正式に認められます。

もし日付を書き忘れると、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

  • 提出日が不明確になり、退職手続きが遅れる
  • 退職日や最終出勤日の確認に誤解が生じる
  • 有給休暇の消化や給与計算に影響が出る
  • 法的効力や書類としての正当性が疑われる

特に、円満退職を目指す場合は、些細な誤りでも上司や人事との間に不要な摩擦が生まれかねません。

退職届に記載する日付は「提出日」と「退職日」を正式に証明する重要な情報です。書き忘れると無効になる可能性もあるため、必ず正確に記入しましょう。

では、具体的に提出日と退職日はどのように記入すればよいのでしょうか。次項では基本ルールを解説します。

退職届の日付の書き方は?2つの基本ルール

退職届に書く日付は「提出日」「退職日」の2種類があります。それぞれの書き方を押さえることで、書類の正確性を保ち、円満退職につなげられます。

ここでは、基本ルールを整理しながら、日付ごとのポイントを見ていきましょう。

提出日の書き方

提出日は、退職届を実際に会社に提出した日を指します。退出日の明記で、会社側は退職届を受理したタイミングを確認でき、退職手続きのスケジュール管理が容易になります。

記入のポイントは以下です。

  • 直接提出する際は、会社に手渡す日を日付として記入する
  • 郵送する際は、ポストに投函する日を記入する
  • 提出日が退職日よりも後の日付にならないように注意する

提出日の記入は、退職申し出の正確な証拠となり、退職時期をめぐる不必要な誤解を防ぐためにも不可欠です。

退職日の書き方

退職日とは、会社を正式に退職する最終日を指します。正しい退職日の記入で、給与や社会保険手続き、有給消化の計算などがスムーズに進みます。

退職日を書く際のポイントは以下の通りです。

  • 退職日は就業規則や労使契約を確認し、上司や人事と調整して決める
  • 有給消化がある場合は、有給消化の最終日を退職日として記入
  • 縦書きは漢数字、横書きは数字でも可

退職日は手続きの基準となる日であり、状況により後で変更になる場合もあります。その場合は、速やかに修正して会社に提出しましょう。

西暦・和暦どちらが正しい?退職届の書き方の統一ルール

退職届の日付を記入するとき、西暦と和暦のどちらを使用すべきか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、ルールについて見ていきましょう。

退職届は和暦・西暦のどちらでも良いが必ず統一する

退職届の日付は、和暦でも西暦でも問題ありません。会社から特に指定がない場合、自分が書きやすい表記を選びましょう。ただし、書類全体での表記の統一が大切です。バラバラに書くと、書類が見にくくなったり、会社側で確認する際に誤認識を招く可能性があります。

たとえば、提出日を「令和7年11月18日」と書いたら、退職日も「令和7年11月30日」と和暦で揃えます。「2025年11月18日」と西暦にしたら、退職日も「2025年11月30日」と西暦で揃えましょう。

統一していれば、書類の見た目が整い、確認する上司や人事担当者が勘違いするリスクもなくなります。

縦書きは漢数字、横書きは数字が一般的

書類の向きによっても、日付の書き方には一般的な表記方法があります。

縦書きの場合

漢数字を用いると読みやすく、正式な印象です。

例:令和七年十一月十八日

横書きの場合

数字表示の方がすっきりと読みやすくなります。

例:2025年11月18日

どちらの場合でも、統一感の意識がポイントです。縦書きに漢数字と数字を混ぜると、不自然になりやすいため避けましょう。

退職届の日付を書くときにやりがちな間違い

退職届は一見シンプルな書類ですが、日付の書き方でつい間違いやすいポイントがあります。小さなミスでも会社側の手続きに影響したり、円満な退職に悪影響を及ぼしたりする可能性があるため注意しましょう。

有給消化があるのに最終出勤日を退職日にしてしまう

退職届には「退職日」を記入しますが、有給休暇を消化する場合は注意が必要です。退職日とは雇用契約が終了する日を指すため、最終出勤日とは異なることがあります。

  • 最終出勤日11月25日、有給消化なしの場合
    退職届の退職日は11月25日
  • 最終出勤日11月25日、有給休暇11月26日~11月28日の場合
    退職届の退職日は11月28日

退職日を誤って書くと、給与や社会保険の手続きに影響が出る場合があります。有給消化中の扱いや給与精算をめぐって混乱しやすいため、上司や人事担当者に確認を取ってから退職日を記載しましょう。

退職日と最終出勤日を区別した正確な記入で、手続きはスムーズになり、円満退職につながります。

会社の就業規則とのズレ

退職届の日付を決める際には、就業規則に目を通すことも大切です。民法上では、退職の意思表示をしてから原則として14日後に雇用契約が終了します。

第六百二十七条

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

出典:e-Govポータル

しかし、就業規則では「退職希望日の1か月前までに提出」といった独自のルールを定めている場合があります。そのため、就業規則に従った日付を退職日として設定した方が、手続きや引き継ぎがスムーズになります。

退職届を作成する前に、まず就業規則を確認し、規則に沿って退職日を決めることが、円満退職のための第一歩です。

【例文付き】退職届のテンプレート

退職届の書式は、会社によって規定されていることが多いため、まずは指定の書式があるか確認します。もし指定の書式がない場合は、A4またはB5用紙で作成しましょう。ここでは、縦書きと横書きそれぞれの例文をご紹介します。

【漢数字】縦書き例文

縦書きの場合は、漢数字を使うと正式な書類として体裁が整います。退職届はフォーマルな文書なため、文字は丁寧に書きましょう。

【数字】横書き例文

横書きの場合は、数字を使用しても問題ありません。特にPCで作成する書類は横書きが多く、数字を使うことで読みやすさが向上します。

退職届の日付に関するよくある疑問Q&A

退職届の日付に関するよくある疑問をまとめました。

退職届は提出日の翌日に出してもいい?

原則として、提出日は会社に提出した日付を記入します。上司の不在などにより、記載した提出日と実際に手渡す日が異なる場合は、事前に上司や人事担当者に相談し、指示を仰ぎましょう。

退職届の日付を間違えたときの対処法は?

退職日の日付を書き間違えた場合は、修正液や二重線での修正は避け、新しい退職届を作成し直すのが安心です。提出前であれば、提出日や退職日を正確な日付に書き直してから提出します。すでに提出済の場合は訂正版を作成し、上司に訂正があった旨を伝えましょう。

退職日が変更になったときは日付はどう書き直す?

退職日が変更になった場合は、退職届の日付も合わせて更新する必要があります。まず、上司や人事と新しい退職日を確認し、新しい退職日を反映した新しい退職届を作成します。提出済みの退職届がある場合は、訂正版を提出して差し替えるのが安心です。

退職届は日付なしでも良い?

退職届は、日付の記載で、正式な意思表示として効力が明確になります。日付がない場合でも民法上は退職の意思表示とみなされることがありますが、書類として不備と判断される可能性が高まります。安心して手続きを進めるためにも、必ず日付は入れましょう。

退職日が決まっていないときの退職届の書き方は?

退職届の退職日は、会社側と合意した日付を記載して提出するのが基本です。退職日を空欄で出すと、会社側に一方的に退職日を決められてしまうリスクがあるため注意が必要です。

退職交渉前での退職届の日付の書き方は?

退職交渉前に退職の意向を伝える場合は、退職届ではなく「退職願」を提出するのが一般的です。退職願はあくまで「退職の希望」を伝える書類です。日付は提出日のみを記載し、退職日については「後日相談のうえ決定」としておく方法もあります。上司と面談や引き継ぎの調整をしながら、会社と合意のうえで退職日を確定させて、退職届を提出しましょう。

退職届と退職願の違いを知りたい方はこちら

まとめ|退職届の日付の違いを理解して正しく書こう

この記事では、退職届の日付について解説しました。

退職届には提出日・退職日の2種類があります。和暦・西暦の統一や縦書き・横書きの表記方法、就業規則を確認して、正しく記入しましょう。日付の書き方を押さえることで、予期せぬトラブルを避け、円満に退職手続きを進められます。

退職届の書き方に不安がある方は、例文付きのテンプレートをチェックして、実践してみましょう。

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