- 応募から2週間経過したら、問い合わせを検討するタイミング
- 応募経路によって、書類選考にかかる期間の目安は異なる
- すぐ使える書類選考の結果問い合わせ例文(例文)
- 連絡を待つ間も、次のステップに活かすための対策を進める
「応募から1週間たっても書類選考の連絡がない」
「連絡なしは不採用?それともまだ保留?」
「何日待ったら問い合わせをしてもいい?」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。転職活動が長引くと、次の行動に迷ってしまい焦りやストレスも増えてしまいますよね。
この記事では、書類選考の結果連絡が来る目安日数と判断基準、問い合わせマナーやすぐに使える例文を解説します。
最後まで読めば「いつまで待つべきか」「どう行動すればいいか」が明確になり、不安を減らして次のステップに進めます。

- 採用・人事歴10年以上
- 中途採用のみで900名以上を選考
- 採用統括責任者として書類選考・面接・採否の決定を担当
- 人事評価基準の策定・人事考課にも従事
- 社員のキャリア相談を多数経験
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
書類選考の結果連絡は平均何日?応募経路による違いも解説

応募後に企業からの連絡を待つ時間は、転職活動において不安を感じる瞬間の一つでしょう。企業によってスピードは異なりますが、書類選考の連絡には一般的な目安があります。ここでは、応募経路別に平均的な日数の違いを整理してみましょう。
| 応募方法 | 平均連絡日数 | 傾向 |
|---|---|---|
| 転職サイト経由(直接応募) | 5〜10日程度 | 採用担当者が兼務しており、やや遅れがち |
| 転職エージェント経由 | 3〜7日程度 | エージェントが進捗を確認するため比較的早い |
| ハローワーク経由 | 7〜14日程度 | 書類郵送が必要なため時間がかかる傾向がある |
エージェント経由の応募は連絡が早い傾向があります。企業とエージェントの間で進捗状況に関する密なやり取りが、日常的に行われているためです。一方、直接応募やハローワーク経由は、企業が自社で応募者管理をするため、担当者の状況や社内承認の流れによって連絡が遅れることもあります。
とはいえ、応募から1週間も過ぎて連絡がないと「落ちたのかも」と不安になりますよね。次は、なぜ企業がすぐに連絡しないのか、その背景を具体的に見ていきましょう。
書類選考の連絡がこないのはなぜ?企業側の4つの主な理由

応募してから数日経っても音沙汰がないと「不採用では?」と不安になりますよね。しかし、企業がすぐに連絡を伝えないのには、企業側の都合があります。
- 応募数が多く、選考に時間がかかっている
- 社内で承認手続きに時間がかかっている
- 採用優先度が低く、後回しにされている
- 「連絡なし=不採用」のケースもある
それぞれについて詳しく解説します。
応募数が多く、選考に時間がかかっている
中途採用では「未経験歓迎」「在宅勤務可」などの人気のある求人に応募が集中しやすく、一つの求人に数十名単位の応募が集まることも珍しくありません。
採用担当者の多くは、日常業務と並行して選考を進めています。1日あたりに確認できる履歴書・職務経歴書には限りがあり、どうしても時間がかかってしまうのが実情です。さらに、社内で「どの応募者を次に進めるか」を複数の担当者や部署で共有・検討するため打ち合わせが必要な企業も多くあります。
構造的な理由から書類選考の結果が出るまで、応募から1週間〜10日ほどかかるケースは決して珍しくありません。
社内で承認手続きに時間がかかっている
採用活動では、現場担当者だけでなく、人事部門や経営層の承認が必要なこともあります。特に中途採用では、通過させるかを複数の部署で確認するケースが多く、社内調整が遅れの原因になることもあります。
下記のような事情が重なると、応募者への連絡が後回しになりがちです。
- 採用ポジションの上長が出張している
- 他の部署との人員バランスを考慮して承認待ちとなっている
- 採用予算の確認に時間がかかっている
応募者に原因があるのではなく、単に社内の事情で止まっていることがあります。
採用優先度が低く、後回しにされている
書類選考の結果連絡が遅れている場合、あなたの応募が「キープ枠」として保留状態になっている可能性もあります。企業は複数の応募者を比較検討しながら選考を進めるため、他候補者の結果を見てから判断したい場合、一部の応募者を「次点」として残すことがあります。
たとえば、第一候補の面接が良くなかった場合に備えて、第二候補・第三候補をキープしておくケースです。この場合、採用担当者が、まだ可能性がある応募者を保留にしておくため、結果の通知が後回しになることがあります。
「連絡なし=不採用」のケースもある
選考結果にかかわらず、一部の企業では不採用者に通知をしないケースがあるのが実情です。これはいわゆる「サイレントお見送り」と呼ばれ、特に応募数が多い求人や中小企業で見られます。
求人票や応募受付時に届く自動配信メールの中に、不採用の場合は連絡しない旨が明記されているケースもあります。「不採用の場合の連絡はいたしませんので、あらかじめご了承ください」といった記載です。
また、連絡がない原因として、企業からのメールが迷惑メールフォルダに入っている、または応募時のメールアドレスに間違いがあったケースも考えられます。一度、受信設定や迷惑メールフォルダも確認してみましょう。
では、実際にどのくらい待てばよいのでしょうか。目安について次項より解説していきます。
書類選考の連絡はいつまで待てばいい?待ち期間の目安と判断基準

企業によって選考スピードは異なり、すぐに連絡が来ないからといって不採用とは限りません。ここでは、一般的な待ち時間の目安と、問い合わせや切り替えを検討すべきタイミングを解説します。
3日〜1週間:まだ結果が出ていないことが多い
応募してから3日〜1週間以内は、企業側で選考が進行中のことがほとんどです。特に大手企業や人事部を通す会社では、応募書類の確認や担当部署との共有に時間がかかるため、すぐに結果が出ないのが一般的です。
また、週末や祝日を挟むと、実質的な稼働日が短くなるため、返信が翌週以降にずれ込むこともあります。この段階では焦らず、もう少し待ってみましょう。
2週間経過:問い合わせを検討するタイミング
応募から2週間経っても返信がない場合は、問い合わせを検討するタイミングです。選考が長引いている可能性もありますが、稀にメールの送信ミスや、応募者への通知漏れが発生しているケースもあります。
問い合わせの前に、まずは下記のような自分で確認できる内容をチェックしましょう。
- 求人票に「結果連絡の目安」が書かれていないか確認する
- エージェント経由の場合は、担当者に状況を確認してもらう
- 求人サイトのマイページでステータスをチェックする
状況の確認で問い合わせをすべきか、もう少し待つべきかを判断できます。
3週間〜1ヶ月経過:実質的に不採用の可能性が高い
3週間以上経っても結果がこない場合は、実質的に不採用の可能性が高いと考えてよいでしょう。企業によっては、不採用者への連絡を、全応募者の選考が終了したタイミングでまとめて行う運用をしている場合もあります。
もし応募時に「2〜3週間以内に連絡」と記載があったのに連絡がない場合は、その時点で結果が出ているとみなして問題ありません。次の応募に気持ちを切り替えて行動したほうが、転職活動のスピードを保てます。
書類選考結果を問い合わせるときはどうすればいい?失礼にならない聞き方

選考結果の連絡が遅れると不安になりますが、問い合わせは丁寧かつ簡潔にまとめましょう。ここでは、メールや電話で失礼にならない確認方法をご紹介します。
問い合わせる際のマナー
書類選考の結果連絡が遅れている場合、問い合わせは焦らず丁寧に行うことが大切です。まず心に留めておきたいのは「相手も忙しい」との前提です。催促のような強い口調や、感情的な表現は避け、あくまで確認のための問い合わせとして伝えましょう。
基本的なマナーとして、以下の点に注意します。
- 連絡手段
メールが基本ですが、企業の指定があれば指定に従いましょう
- 感謝の気持ち
問い合わせの最後には、選考の機会をいただいたことへの感謝を添えると印象が良くなります
基本を押さえることで、問い合わせ自体がマイナス評価になるリスクを避けられます。次に、実際のメールや電話の例文を見ながら、具体的な書き方や伝え方を確認していきましょう。
問い合わせメール・電話の例文
選考状況を問い合わせる際にそのまま使える、メールと電話それぞれの例文をご紹介します。
メール例文
件名:書類選考結果の確認(氏名)
株式会社〇〇
採用ご担当者様
お世話になっております。
〇月〇日に応募いたしました(氏名)です。
書類選考の結果について、確認させていただきたくご連絡いたしました。
お忙しいところ恐縮ですが、差し支えなければご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
電話例文
お世話になっております。
〇月〇日に応募いたしました(氏名)と申します。
書類選考の結果について確認させていただきたく、お電話いたしました。
ご多忙のところ恐れ入りますが、差し支えなければご教示いただけますでしょうか。
電話では、声のトーンを柔らかく保ち、相手の都合を尊重する姿勢を忘れないようにしましょう。
転職エージェント経由の場合の対応方法
転職エージェントを通じて応募した場合、書類選考の進捗や結果の確認は、基本的にエージェント経由で行います。自分で企業に問い合わせるより、エージェントを介したほうがスムーズで、精神的な負担も少なくて済みます。
エージェントに連絡する際は、進捗状況の確認を簡潔に依頼します。「応募先の書類選考結果について、現状を教えていただけますか」のようにシンプルに尋ねてください。ただし、エージェントも企業のスケジュールに合わせて動いているため、頻繁な催促は避けるべきです。確認のタイミングとしては、応募から2週間以上経過しても連絡がない場合を目安にすると良いでしょう。
エージェントは企業とのパイプ役として情報を持っているため、自分の代わりに選考状況を確認してもらえる安心感があります。
ハローワーク経由の確認方法
ハローワーク経由で応募した場合、ハローワークを介さずに自分から企業へ直接問い合わせることが可能です。
ただし、問い合わせの前に確認すべき点があります。求人によっては、ハローワークで選考結果通知の目安期間が示されていることがあるため、その目安日数が過ぎているかを確認しましょう。
もし、直接企業への連絡に不安がある場合は、無理する必要はありません。ハローワークの担当者に相談すれば、代わりに企業へ選考状況を問い合わせてもらうことも可能です。あなたの状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
書類選考の連絡がないときにやるべきこと3選|次に活かすための対策

応募後の連絡待ちで、不安や焦りがつのるのは当然です。しかし、この時間も次のステップに活かす行動ができます。ここでは、書類選考の結果が来ない場合にやるべき3つの具体策をご紹介します。
書類通過率を上げるコツ
書類選考で連絡が来ない場合、まず応募書類を見直してみましょう。特に、次のポイントに注目してください。
- 職務経歴書の内容を応募先に合わせる
汎用的な経歴書ではなく、応募職種や企業の求めるスキルに合わせて具体的な成果や経験を記載すると印象が変わります。
- 自己PRや志望動機の明確化
「なぜこの会社で働きたいのか」「どんな価値が提供できるのか」を簡潔に示すと、書類の通過率が上がります。
- 誤字・脱字やフォーマットの統一
小さなミスも印象を下げる原因です。見やすいレイアウトに整えましょう。
応募書類の質を上げることで、次回の応募では結果連絡が早く届く可能性があります。
複数応募でリスク分散する考え方
一つの応募先からの連絡を待つだけでは、貴重な転職活動の時間を無駄にしてしまうことがあります。複数応募は転職市場で一般的なため、複数の企業に並行しての応募をおすすめします。
応募数を増やすメリットは、書類選考が通らなかった場合でも、他の企業でチャンスが残る点です。結果を待つ間も次の行動に移れるため、焦りや不安を軽減できます。ただし、並行応募を行う際は、自分にとっての優先順位をつけておきましょう。興味の度合いや条件の良さで応募先を整理しておきます。
すべて同時に応募すると進捗管理が複雑になるため、応募のタイミングを少しずつ分散させることで、応募先ごとの状況を確認しやすくなります。
転職エージェントを活用して進捗を把握する
転職エージェントを活用すると、企業とのやり取りや書類選考の進捗がわかりやすくなり、応募者の負担を減らせます。
- エージェントが状況を確認
書類選考の結果が届かない場合、エージェントが企業へ確認します。
- 次の応募のアドバイスがもらえる
書類の改善点や、応募先の企業に合う戦略を提案してもらえるので、余計な応募を減らせます。
- 精神的なサポートにもなる
選考状況が分かることで、応募者は安心して次のステップに集中できます。
これら3つの対策を組み合わせることで、書類選考の連絡が来なくても不安に押しつぶされず、次の行動に活かせるようになります。
まとめ|書類選考の連絡がこない時は焦らず見直しを、原因を整理して次に活かそう
この記事では、書類選考で連絡がない場合の対応について解説しました。
書類選考の連絡が遅れても、不安に押しつぶされず、状況を整理することが大切です。原因を理解し、応募書類の改善や複数応募、エージェント活用など次の行動に活かすことで、転職活動を効率的に進められます。

