離職期間（ブランク）が長いことに不安を感じ「転職で不利になるのでは？」と悩んでいませんか？
育児が落ち着いたから、仕事を再開したいけど離職期間が長くなってしまった……
育児や介護、体調不良など、やむを得ず仕事を離れた理由は人それぞれです。
実際には、採用担当者は離職期間の「長さ」よりも「その間に何をしていたか」を重視します。
そこでこの記事では、離職期間が長くてもマイナスに見られないための面接対策や答え方のコツを解説します。
離職期間が長く、不安に思う方はぜひ参考にしてください。
離職期間が長いとマイナスな印象となる可能性がある
離職期間が長い場合には、面接担当者にとってマイナスな印象となる可能性があります。
期間が長引いているのには、何か応募者に原因があるのではないかと考えるからです。
一般的に転職活動にかかる期間は、1ヶ月〜6ヶ月程度です。
そのため、6ヶ月以上の期間がある場合には、離職期間が長いと思われる可能性が高まります。
6ヶ月以上の離職期間がある場合には、何らかの対策が必要です。
離職期間が長いとマイナスな印象になる4つの理由
離職期間が長いと、マイナスな印象になるのには理由があります。
面接担当者が懸念するポイントを把握しましょう。
柔軟性がないのではないか
転職先を決めるための希望条件が固まりすぎていて、柔軟性がないのではないかと思われる可能性があります。
柔軟性がない相手とは、仕事をお願いしづらかったりと円滑に仕事が進まないこともあるでしょう。結果として、職場環境が悪化してしまうリスクがあります。
また、柔軟性がないと発想力にも期待ができません。
応募先企業の評価が低いのではないか
離職期間が長い理由は、応募先の企業での評価が低いためではないかと不安視される場合もあります。
他の企業で評価が低い応募者には、何らかの理由があります。
リスクを取ってまで採用をしたくないのは、どの企業でも同じです。
働く意欲が低いのではないか
離職期間が長い人は、働く意欲が低いと思われてしまう場合もあります。
仕事への意欲がないため、真剣に転職活動を行っていないと思われるからです。
仕事の感覚が鈍っているのではないか
仕事の感覚が鈍っているのではないかと懸念されるケースもあります。
仕事から離れていた期間が長いため、ビジネス感覚やスキルの鈍化が心配されるケースです。
採用担当者が不安視するのには理由があります
離職期間の理由としてリカバリーできる5つの理由
離職期間が長くても、納得できる理由があれば、十分リカバリーできます。
ここでは採用担当者が納得する理由を解説します。
育児
育児に専念するために退職をして、その後、子供が成長して手がかからなくなったので転職活動を始めるケースです。
子供が小さいうちは突然の体調不良などで、思う通りに仕事ができない場合も多いです。落ち着いてから仕事を始めるのは、採用担当者も納得の理由です。
家族の介護、看病
家族の介護・看病は、やむを得ない理由のため理解されやすいです。
ただ、面接担当者は今後は問題なく働けるかどうかを気にします。
「回復した」「他の家族が担当できるようになった」などの今後は問題ないことを伝えましょう。
病気・ケガ
病気・ケガも、やむを得ない状況です。
離職期間が長くなってしまった理由として病気・ケガを答えるときには、現在は回復しており今後は仕事に支障がないことを伝えるのが重要です。
病院に通っている場合には、医師の意見もあわせて伝えるとベターです。
スキル・資格取得
スキルや資格取得に取り組んでいた場合は、前向きな姿勢として高評価です。
激務な職場では、プライベートの時間はぐったりしてしまっていて、スキルを磨く時間が十分にとれない場合もあります。
具体的なキャリアプランと関連させて説明できると説得力が増します。
フリーランスとしての活動
フリーランスとしての活動も、立派なキャリアの一部です。
この場合は、感覚が鈍っている可能性を不安視される可能性は低いでしょう。
ただ「なぜフリーランスを辞めようと思ったのか」を説明しましょう。
離職期間に後ろめたさを感じる必要はないよね！
離職期間が長い時の面接での答え方
離職期間が長い場合に、面接で答える時のポイントを紹介します。
嘘はつかない
経歴や離職期間の理由など、嘘はつかないようにしましょう。
入社手続きや入社後の会話など、どのタイミングで発覚してしまうかわかりません。
経歴詐称をして入社後に発覚した場合、職場での信用を失うだけではなく、懲戒解雇となるリスクがあります。
やむを得ない理由は正直に伝える
離職期間の理由としてやむを得ない理由があるときには、正直に伝えるのがベターです。
家族の事情や病気・ケガなどの理由は、採用担当者も事情を考慮します。
伝えるときには、言い訳をせずに事実を端的に伝えましょう。
あわせて、「現在は問題がない」と説明することがポイントです。
即戦力になると伝える
仕事の感覚は鈍ることなく、即戦力になると伝えましょう。
前職と同じ業界へ転職を希望するのであれば、業界の動向やトレンドについて理解しているとアピールするのも有効です。
スキルなどを維持・向上するために努めている内容など、具体的な情報を伝えると良い印象になります。
自信を持って前向きに話す
自信を持って、前向きに話すことも重要です。
理由については端的に答えて、今後は企業に貢献したいと前向きにアピールしましょう。
今後は活躍できることを伝えるのがポイントだね
離職期間が長い場合の面接での回答例
離職期間の回答を、ケース別で紹介します。
家族の介護、看病
母が体調を崩して看病する必要がありましたので、退職をしました。現在は、母の体調は回復してきており、また父が定年退職により看護できるようになりましたので、転職活動を始めました。今後は仕事に専念できます。
病気・ケガ
病気により体調を崩してしまい、勤務が難しくなったので退職しました。退職後は療養に専念して、現在は全快しております。通院していた医師からも、問題ないと言われております。
スキル・資格取得
キャリアプランについて考え、興味がある業種や職種についてリサーチしていました。結果として、以前より興味があった〇〇〇の仕事を希望しています。〇〇〇には資格が必要だとわかりましたので、資格取得の勉強をいたしました。
転職活動をするには退職前と後でどちらがよいか
転職活動のタイミングとして退職前と後でどちらがよいかは、個人の状況により異なります。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットを理解して、自身の状況ではどちらがよいかを検討しましょう。
自分にあったタイミングを見つけてみよう
転職期間が長い場合でのよくある質問
離職期間が長い場合でのよくある質問について解説します。
- 離職期間が長くなった理由を職務経歴書に書いた方がよいか
-
職務経歴書に理由を書くことをおすすめします。
書類選考では、職務経歴書だけが離職期間の理由について伝えられる唯一の機会です。理由を書
き、次の選考ステップに進めていきましょう。
まとめ
この記事では、離職期間が長い場合のリカバリーできる理由と答えるコツについて解説しました。
不利になる印象がありますが、面接担当者は「離職期間に何をしていたのか」を重要視します。
理由を前向きな姿勢で伝えるのがポイントです。
紹介した面接対策や答え方を活用して、自信を持って転職活動に臨みましょう。
