- 志望動機は改行するだけで読みやすさと印象が大きく変わる
- 3段構成・段落ごとの改行で内容をスムーズに伝えられる
- 改行の入れすぎや入れなさすぎは逆効果、適切な位置と行数が好印象につながる
「志望動機を書き上げたけど、文章がびっしり詰まって読みにくい……」
「改行ってどこで入れるのが正しいの?」
「手書きとExcelで改行ルールは違うの?」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。履歴書の志望動機は、内容がどんなに良くても、見た目で印象が大きく変わります。
この記事では、履歴書志望動機の改行ルールや手書き・パソコン作成の違い、読みやすく見せる段落構成のコツまで、具体例とともに解説します。
最後まで読めば、正しい改行のポイントがわかり、採用担当者に「読みやすい」と好印象を与えられる履歴書に仕上げられます。

- 採用・人事歴10年以上
- 中途採用のみで900名以上を選考
- 採用統括責任者として書類選考・面接・採否の決定を担当
- 人事評価基準の策定・人事考課にも従事
- 社員のキャリア相談を多数経験
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
履歴書の志望動機に改行は必要?基本ルールを解説

応募書類を作成する際「この志望動機、改行したほうがいいのかな」と迷う人もいるでしょう。実は、改行で読みやすさや印象は大きく変わります。
ここでは、基本ルールと採用担当者が受け取った際にどう感じるのかを整理していきましょう。
改行がある・ないで採用担当者に与える印象の違い
志望動機は内容が同じでも見た目で印象が変わる項目です。改行がないびっしり詰まった文章は、読む前から読みづらいと感じられてしまうことがあります。一方、適度に改行された文章は自然なリズムで読めるため、採用担当者が内容を理解しやすくなります。
以下に違いをまとめました。
| 採用担当者の印象 | |
|---|---|
| 改行なしでぎっしり詰まった文章 | 熱意は伝わるが、読むのが大変そう |
| 適度に改行が入っている文章 | 構成力・配慮が感じられる |
改行があることで話の区切りが明確になり、テンポよく読めるため、内容の説得力も増すのです。採用担当者は1日に何十枚もの履歴書を読むため、見やすい書類ほど好印象を持ちやすい傾向があります。
手書き・パソコン作成での違い
履歴書の作成方法によって、改行ルールには若干の違いがあります。手書きとパソコン(Word・Excel)それぞれの特徴を押さえておきましょう。
- 基本は2~3行ごとに1回改行するのが目安
- 改行後は文頭を1マスあける
- 改行位置は「志望動機→自分の強み→入社後の抱負」といった内容の切れ目が自然
- 段落ごとに改行+1行分の余白を入れると読みやすい
- Wordでは、段落の前後の余白を設定して見た目を整える
- Excelでは「Alt+Enter」でセル内改行が可能
手書き・パソコンいずれの場合も、改行は文章を区切るためではなく、読み手が内容をスムーズに理解できるようにするためのものです。この意識を持つだけで、見栄えは格段に変わります。
次に、どのタイミングで改行を入れると文章がより伝わりやすくなるのかを見ていきましょう。
履歴書の志望動機|改行で読みやすく見せるコツと段落構成
志望動機は、熱意や思いを詰め込みすぎて長くなりがちですが、その際に大切なのが「改行の入れ方」です。見た目が整理されるだけでなく、内容が格段に伝わりやすくなります。
ここでは、採用担当者がスッと読める志望動機を作るためのコツを解説します。
読みやすく見せる段落の作り方
段落は、内容のテーマごとに区切るのが基本です。一般的に、以下のように3段構成にすると自然に読みやすくなります。

| 段落 | 内容 | 書き方のポイント |
|---|---|---|
| 第1段落 | 志望理由(なぜこの会社か) | 最初の1〜2文で簡潔に伝える |
| 第2段落 | 経験・強み(自分のアピール) | 実績や具体例を交えて信頼感を出す |
| 第3段落 | 入社後の意気込み | 「貢献したい」「成長したい」など前向きに締める |
3つの段落を意識して改行を入れるだけで、文章が整い、読む側にも伝わりやすくなります。
改行を入れるおすすめのタイミング
改行は段落の区切り以外にも、読みやすさを保つ工夫として使えます。文章が長くなりすぎると読み手が息切れしてしまうため、視覚的な休憩ポイントを作るつもりで改行を入れましょう。
具体的には次のようなタイミングが効果的です。
- 文章のリズムを整えたいとき
同じ調子の文が続くと単調に見えることがあります。改行を入れることでリズムが生まれ、文章全体が引き締まります。
- 強調したい一文があるとき
自分の強みや意気込みなど、特に伝えたいフレーズの前後で改行を入れるのもおすすめです。改行によって文章に「間」が生まれ、強調したい内容が際立ちます。
- 全体の見た目を整えたいとき
行数のバランスが偏ると、見た目が窮屈に感じられることがあります。最後に全体を見て、段落ごとの文章量が均等になるように微調整すると、より読みやすくなります。
段落は意味の区切りだけでなく、読みやすさの調整にも役立ちます。整理されて見えるだけで、採用担当者の印象は格段に良くなるでしょう。
改行時のマナーと見やすくする工夫
履歴書の志望動機欄では、読みやすさを意識した改行と段落構成にしましょう。改行する際は、各段落の最初で1マス空ける(字下げ)のが基本マナーです。手書き・パソコンいずれの場合も、揃えておくと文章がすっきり見えます。
さらに、文の長さにも注意しましょう。1段落が長くなりすぎると読みにくくなるため、3〜5行程度を目安にまとめるのがおすすめです。
文と文の間に余白を持たせることで、採用担当者が一目で内容を理解しやすくなり、丁寧で印象の良い志望動機になります。
履歴書の志望動機に改行がない・多すぎるとどう見える?採用担当者の印象

改行は、多すぎても少なすぎても逆効果となります。読みやすさを損ねてしまうと、どんなに内容が良くても評価が下がることがあります。ここでは、改行が「ない」「多すぎ」で実際にどんな印象になるのか見ていきましょう。
改行なしの志望動機の見え方
改行がまったくない文章は、読む側にとって圧迫感を与えます。段落がないまま文章が続くと、伝えたいことがぼやけてしまうこともあるでしょう。
採用担当者からは以下のように見られやすいです。
- 伝え方に配慮がない
- 読みやすさより、自分の言いたいことを優先している
- 文章構成力が弱い
志望動機では内容だけでなく、文章のレイアウトもチェックされています。志望動機欄が極端に狭い場合を除き、改行を一切入れずに提出するのは避けましょう。
改行が多い場合の見え方
逆に、改行が多すぎると、内容が希薄で「スカスカ」に見えてしまうことがあります。特に、一文ごとに改行を入れると、文章のまとまりがなく理解しにくい印象を与えてしまいます。
採用担当者が抱きやすい印象は、主に以下の通りです。
- 文章の流れが途切れて読みにくい
- 話の筋が通っていない
- 熱意が薄いように見える
見た目のバランスとしては、3〜5行ごとに1回の改行を目安にするとバランスよくなります。書いたあとに全体を見返して、読んでいてリズムよく感じるかをチェックしましょう。実際に、改行あり・なしでどのくらい印象が変わるのかを見てみると、よりイメージしやすいはずです。
履歴書の志望動機|改行あり・なしの比較例

ここでは、同じ内容で改行あり・なしを比較してみましょう。
改行ありの例文は段落ごとに内容が整理され、採用担当者が「志望理由」「経験・強み」「入社後の意気込み」を一目で理解しやすい構成になっています。一方、改行なしは文章が連続するため、読む際に負担がかかり、印象が薄くなりやすいことがわかります。
改行ありの例文
私は貴社が展開する新規プロジェクトに魅力を感じ、企画職として携わることで、より多くの価値を提供したいと考え応募しました。
前職では一般事務としてデータ管理や資料作成を担当し、正確さと効率を意識して業務を進めてきました。この経験により情報を整理し、わかりやすく伝える力を磨くことができました。
入社後は、これまでの経験を活かして、提案資料の作成やプロジェクトの円滑な進行に貢献し、チームの成果向上に寄与したいと考えています。
改行なしの例文
私は貴社が展開する新規プロジェクトに魅力を感じ、企画職として携わることで、より多くの価値を提供したいと考え応募しました。前職では一般事務としてデータ管理や資料作成を担当し、正確さと効率を意識して業務を進めてきました。この経験により情報を整理し、わかりやすく伝える力を磨くことができました。入社後は、これまでの経験を活かして、提案資料の作成やプロジェクトの円滑な進行に貢献し、チームの成果向上に寄与したいと考えています。
履歴書の志望動機改行でよくある疑問Q&A
履歴書の志望動機改行でよくある疑問をまとめました。
- Excelの志望動機欄で改行できない、どうすればいい?
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Excelの履歴書テンプレートでは、セル内改行が必要な場合があります。改行したい位置で「Alt+Enter」を押すと、同じセル内で改行できます。
また、印刷プレビューで改行位置がずれていないかを必ず確認しましょう。改行が反映されず、文字が途切れて見えるケースもあるので注意が必要です。
- 志望動機は1行空けてもいい?
-
段落の切れ目に1行分の予約を入れるのは問題ありません。ただし、空白を入れすぎると内容が希薄に見える原因となるため、1行分に留めるようにしましょう。特にPDFで提出する場合は、余白のバランスを見ながら調整すると自然な印象になります。
- 改行位置に迷ったときの判断基準は?
-
迷ったときは「話題が変わるタイミング」で改行するのが基本です。
- 志望理由 → 強みに変わるとき
- 強み → 入社後の抱負に変わるとき
もし「どこも区切りがはっきりしない」と感じたら、文章自体を見直してみましょう。1文が長すぎる場合、改行よりも文を分けるほうが効果的なケースもあります。
まとめ|読みやすさを意識して採用担当者に好印象を与えよう
この記事では、志望動機の改行について解説しました。
履歴書の志望動機は「何を書くか」だけでなく「どう見せるか」も大切です。採用担当者は、見やすく丁寧に書かれている履歴書に好印象を持ちます。改行を上手に使うことで、文章にリズムが生まれ、読みやすさも格段にアップします。
読み手を意識した志望動機で、面接への第一歩をしっかりつかみましょう。

