- 面接は何分前に受付をしたら良い?
- Web面接は何分前に受付(入室)する?
- 面接の受付はどこ?迷わないための3つの事前確認ポイント
- 面接当日の受付までの流れ
- 【例文あり】面接の受付でなんて言う?受付のセリフ
面接会場に到着したらまず受付をしてから、部屋へ案内をされます。

何分前に受付したら良いの?



当日、受付する場所がわからなかったらどうしよう……
面接前にこんな不安を感じていませんか?何分前が良いか自信が持てず、面接前の受付のタイミングで悪い印象を与えたくないですよね。
実は、受付のタイミングは面接10分前がベストです。
早すぎても迷惑、遅すぎても印象が悪くなる……。ちょうどいい時間を選ぶことで、面接の第一印象がぐっと良くなります。
この記事では、10分前が良い理由や迷わないための確認ポイント、受付までの流れ、受付のセリフ例までわかりやすく解説します。
不安を解消して、安心して面接本番に臨みましょう。
本記事のライター:伊藤えま
採用・人事歴10年以上。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)取得済み。
採用統括責任者として現場で得てきたリアルな知見を、発信している。
面接は何分前に受付をしたら良い?


面接の受付は、面接時間の10分前が基本です。
5分前でも問題はありませんが、受付場所や方法がわからず手間取ってしまった場合に余裕がありません。15分前は、企業側の準備が整っていないことがあり迷惑になる可能性があります。
新卒と中途の場合での違いや注意点も見ておきましょう。
新卒の場合の注意点
新卒の場合は、早めに面接会場付近に着いて受付場所を確認しておきましょう。慣れていないため受付場所に戸惑う可能性があります。
企業ごとに環境が異なり、受付場所はさまざまなパターンがあります。
- ビルの総合受付で受付する
- オフィス内にある自社受付に直接行く
- エレベーター前に内線電話がある
- 受付がなく指定の面接室に直接向かう
受付は無人で内線電話で直接連絡することもあります。どのような受付なのか事前に確認しておくと安心です。
中途(転職)の場合の注意点
中途採用の面接では、受付は面接の10分前を目安にしましょう。早く着きすぎると、待ち時間が長くなり、かえって気が緩んでしまうこともあるので注意が必要です。
中途の場合はビジネスマナーは当たり前として見られるため、受付前にも社員に見られる可能性を考慮した行動が大切です。適度な緊張感を面接本番までキープしましょう。
Web面接は何分前に受付(入室)する?


Web面接の場合は、特に指定がなければ5分前の入室がベストです。
10分前は、相手が準備できておらず迷惑をかけてしまう可能性があります。時間ぴったりでは、パソコンのフリーズやツールの不具合など予期せぬトラブルがあったときに対処ができません。
入室前は以下のことを確認しておきましょう。
- デバイスの確認
- 通信状態の確認
- 背景の確認
- 担当者への連絡方法の確認
- 面接で使用するツールの起動
事前準備をして5分前に入室するとスムーズです。
面接の受付はどこ?迷わないための3つの事前確認ポイント


面接会場で受付場所がわからず戸惑うこともあるかもしれません。迷わないために事前に確認しておくポイントを解説します。
面接案内メールをよく確認する
企業から送られてくる面接案内メールをよく確認しましょう。
メール内に面接会場や、受付場所・方法についての案内が記載されている場合があります。
ビル名やフロア、部屋番号など記載された内容に見落としがないか今一度確認します。
ビルの外観をストリートビューで確認しておく
事前確認では、Googleマップのストリートビューが有効です。事前にマップ上で、ビル名や入口を確認しておくと当日焦らずに済みます。
ビル名が事前の案内と一致しているか、ビルの入口はどの道路に面しているかをチェックしておきましょう。
周囲にカフェやベンチなど過ごせる場所があるかも確認しておくと、受付前に時間を調整するときに便利です。
不安があれば前日までに問い合わせする
受付場所や方法について不安があれば、前日までに担当者へ問い合わせをしましょう。具体的な受付方法を案内してもらえます。
問い合わせは担当者の手を煩わせないようにメールがおすすめです。件名はひと目で「面接の受付についての質問」とわかるようにして、氏名と面接日を入れると開封率が上がります。
例
件名:〇月〇日 面接時の受付に関するお伺い(佐藤花子)
株式会社〇〇〇〇
人事部 〇〇〇〇様
お世話になっております。
〇月〇日(〇)に面接のお時間を頂戴しております佐藤花子と申します。
面接当日の受付方法について、念のためご確認させていただきたくご連絡いたしました。
当日は、〇〇ビルにお伺いする予定ですが、受付はビルの1階総合受付でしょうか。
もしくは、貴社のオフィス受付に直接お伺いすればよろしいでしょうか。
ご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
——————————————–
佐藤花子(さとうはなこ)
携帯:090-1234-5678
E-mail:〇〇〇@gmail.com
——————————————–
面接当日の受付までの流れ


焦ることがないように面接当日の受付までの流れを見ておきましょう。
余裕をもって家をでる
道に迷ったり電車遅延など予期せぬトラブルにも落ち着いて対応できるように、時間に余裕を持って家を出ましょう。電車やバスを利用する場合は、遅れに備えて予定より一本早い便を利用するのがおすすめです。
面接会場に向かう前に、トイレや身だしなみのチェックも済ませておきましょう。
面接会場のビルに到着(15分前)
面接時間の15分前に面接会場のビルに到着するようにします。到着したらビルへの入口や受付場所を事前に確認しておきましょう。
時間が余ったら、入口付近にとどまることはせず少し離れたところで待機しましょう。
離れた場所でも応募先企業の窓から見える場所だと、待機している姿を社員に見られる可能性があります。可能であれば、窓から見えないようにカフェなど付近にないかチェックしておくと安心です。
受付をする(10分前)
面接の10分前になったら受付しましょう。受付を済ませたら、案内に従って待合室や面接会場へ移動します。
面接の受付後の注意点


面接前でも受付や別の社員から見られている場合があります。受付後の立ち振る舞いで注意するポイントを解説します。
スマートフォンには触れない
受付後はスマートフォンには触れないようにします。
スマートフォンを面接前に操作する姿は「SNSやゲームをしている?」と誤解されかねません。
電源は受付をする前にオフにしておきましょう。
面接前に資料を確認したい場合には、印刷して紙で確認するのがおすすめです。
落ち着いた姿勢で待つ
待機している姿は担当者に見られている可能性があります。
面接前の態度で悪い印象を与えないために、キョロキョロと周りは確認せず、背筋を伸ばして座り、落ち着いた態度で待機します。
担当者以外に対してもマナーを守る
担当者ではなくても、受付の方や他の社員への態度も見られている可能性があります。
社員に限らず別の来訪者とも、目があったら軽く会釈をしましょう。また、受付ではビジネスマナーに沿った正しい言葉遣いを意識します。
【例文あり】面接の受付でなんて言う?受付のセリフ


受付では、訪問した目的と氏名、訪問先、約束時間を伝えましょう。パターン別に受付のセリフ例を紹介します。内線電話でも同じ言い回しで問題ありません。
例
・応募先企業の受付に伝える場合
採用の面接にお伺いしました〇〇〇〇(氏名)と申します。
本日〇時より、人事部の〇〇様にお約束をいただいております。お取り次ぎをお願いできますでしょうか。
・総合受付に伝える場合
採用の面接にお伺いしました〇〇〇〇(氏名)と申します。
本日〇時より、株式会社〇〇の人事部〇〇様にお約束をいただいております。
面接の受付に早く着きすぎたときの対処法


さまざまなトラブルを想定した結果、面接会場に早く着きすぎることもあるかもしれません。とはいえ、早すぎる時間に受付をすると相手にとって迷惑となる可能性があります。
早く着きすぎたときに迷惑をかけないための対処法について紹介します。
面接会場の場所は早めに確認しておく
早く着いたからといってゆったりと過ごしていると、面接会場がわからないときに焦ってしまい余裕がなくなります。
現地に到着したら、面接会場の場所を先に確認しておくと安心です。
付近のカフェやベンチで最終確認
早い時間に応募先企業に入ると、準備が出来ておらず失礼にあたる可能性があります。会場のビルから少し離れたところで待機しましょう。
付近のカフェやベンチなどで面接の最終確認をして、時間が近づいたら再訪します。
面接の受付についてよくある質問
面接の受付についてよくある質問をまとめました。
- 面接の受付に早く着きすぎたら落ちる?
-
あまりにも早い時間だと非常識として落ちる可能性があります。
15分以上前の受付は避けた方が無難です。
- 筆記試験があるときは何分前に受付をすませる?
-
特に指示がなければ、面接時と同じ10分前の受付で問題ありません。
- 面接に5分遅刻でも電話連絡をすべき?
-
5分の遅刻でも電話連絡はしておいた方が良いです。
遅刻は評価を下げる可能性がありますが、連絡がないままの遅刻はさらに評価を下げる原因になります。
- 面接会場に社名が書いていない時は?
-
落ち着いて再度確認しましょう。
同じ住所で複数のビルがある場合があるので、再度ビル名が違っていないか確認します。表に社名がない場合でも、エントランスの案内板に記載されている場合もあります。
それでもわからない場合には、指定されたフロアに上がって社名がないか確認するのも有効です。
まとめ
この記事では、面接の受付に関して解説しました。
面接本番ではありませんが受付であってもビジネスマナーに沿った行動が大切です。思わぬことで評価を下げることがないように相手に配慮しましょう。
さっそく事前確認のポイントからチェックしてみてください。



