2023年3月13日以降、厚生労働省はマスクの着用を「個人の判断」に委ねる方針を発表しました。
この方針を受けて、就職・転職活動中に「面接ではマスクを着けるべきか迷う」という方も多いのではないでしょうか。

マスクをしていった方が良いのかな?
現在では、企業や状況にあわせた対応が重要です。
この記事では、面接のマスクに関してお悩みの方向けに対応方法や、質問の仕方について解説します。
最新の状況を把握して、安心して面接に臨めるようにしましょう。
【2025年最新】面接でのマスクは必要?


面接におけるマスク着用に関して、一律のルールはないので、企業の考え方や状況にあわせて着用の判断をする必要があります。
もともとマスクはビジネスには適していませんでしたが、新型コロナウィルスの流行でマスク着用はマナーとして定着しました。
その後、コロナ禍を経た現在では企業によりマスク着用の判断は異なります。
面接では自己で判断するのではなく、応募先の企業や様子にあわせた着用の判断がポイントです。
【2025年版】面接でのマスクはどうする?対応方法をわかりやすく解説


マスクの着用については、企業へ考え方を確認するようにしましょう。
確認をするのには、2つのタイミングがあります。
事前にメールで確認する
事前にマスク着用のルールをメールで確認します。
企業からの面接日程の案内メールで、マスクについての案内をしていることもあります。
質問をする前に、事前に案内がないか確認してから質問をするようにしましょう。
個人の判断に任せていると回答があったとき|面接担当者にあわせる
「個人の判断に任せています」と回答があったときには、面接担当者にあわせましょう。
企業は「個人の判断」というスタンスであっても、面接担当者の中にはマスクの着用がビジネスシーンにふさわしくないと考える人もいます。
マスクを着用して企業に訪問し、面接担当者のマスクの着用にあわせて着脱するのがベターです。
面接前・面接中|マスクの確認のタイミングと質問の仕方
面接前と面接中にマスクについて確認するのに、確認しやすいタイミングがあります。
面接前
事前に確認するときには、面接日程を設定したあとに質問するとスマートです。
面接に際しまして、当日のマスク着用について一点確認させていただきたくご連絡いたしました。
貴社では現在、面接時のマスク着用について、着用・非着用のいずれを推奨されております
でしょうか。
貴社のご方針に従い適切に対応したく存じます。
お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
面接中
面接担当者がマスクを着用していない場合には、外してよいか確認をしてから外すようにします。
タイミングは面接がはじまる前が確認しやすいでしょう。
本日はマスクを着用して参りましたが、外しても差支えないでしょうか。
外すときには「失礼します」とひと言添えると相手に配慮している印象になります。
面接中に外したマスク、どこにしまうのが正解?
面接中にマスクを外したときには、マスクケースにしまうと丁寧な印象になります。
カバンにそのまま入れると、マスクの紐がカバンから出てしまったり、不衛生な印象になることがあります。
机にそのままおいたり、顎にずらす「顎マスク」はマナー違反です。
マスクケースは、スーツに合うようにシンプルなデザインのものを用意しておきましょう。
面接でマスクを外したくないときの伝え方・対処法


咳やくしゃみなどの症状があったり、家族の体調不良時などマスクを外したくない理由がある場合もあるでしょう。
そのような場合には、面接官に正直に理由を伝えて、着用したままでよいか確認をしましょう。
家族に体調不良の者がおりまして、念のためマスクを着用しております。他の方への感染リスクを避ける目的ですので、着用したまま面接を受けても差支えないでしょうか。
マスクを着けたまま面接を受けるときの4つの注意点


マスクを着けたまま面接を受けるときには、注意する点があります。
マスクは清潔なものを着用
マスクは汚れやシワなどがない、清潔なものを着用しましょう。
身につけているものもビジネスマナーとして評価の対象になります。
汚れてしまったときのために、予備を持ち歩くと安心です。
外してと言われることもある
面接では、本人確認のためにマスクを外すように言われることもあります。
慌てることがないように、髭や口紅など身だしなみは整えておくことをおすすめします。
ゆっくりハキハキと話す
マスクを着用しているときには、いつもより大きな声でゆっくりとハキハキ話すように意識しましょう。
マスクで声がこもってしまい、聞き取りづらくなることがあります。
特に面接では、円滑なコミュニケーション能力が評価されるため、相手にわかりやすく話す技術も求められます。
目やジェスチャーで感情を伝える
マスクで口元が隠れてしまうので、表情がわかりづらくなります。
極端にオーバーである必要はありませんが、目やジェスチャーで感情を伝えるように心がけましょう。
企業側は応募者の人柄や誠実さを面接で見たいと考えているので、感情が伝わることは大きな評価ポイントになります。
【2025年版】Web面接でもマスクは必要?オンライン面接でのマナー


Web(オンライン)面接では、マスクは着用しないことがマナーとされています。
マスクは感染対策として着用するので、Webでは必要ないと判断されるからです。
対面と比べると、表情や雰囲気が伝わりにくくコミュニケーションが難しいので、相手に伝わりやすいようマスクは着用しない方がおすすめです。
面接で好印象を与えるマスクの選び方【2025年最新】
マスクは身に着けるものとして、ビジネスマナーの評価対象となります。
好印象を与えるマスクは、スーツに合うかどうかでの判断がポイントです。
- 素材:不織布がおすすめ
- カラー:清潔感のある白
- デザイン:プリーツでも立体でもOK、顔にあったサイズを選ぶ
まとめ|2025年の面接では企業の方針にあわせたマスク対応を
この記事では、面接のマスクに関してお悩みの方向けに対応方法や、質問の具体例について解説しました。
マスクの着用が必須ではなくなった今、企業によって面接時の対応はさまざまです。
重要なのは、事前に確認し、相手にあわせた柔軟な対応ができることです。
マスク着用のマナーを身につけて、安心して面接に臨みましょう。