営業事務はやめとけ?きつい理由と未経験でも続けやすい人の特徴

営業事務はやめとけ?きつい理由と未経験でも続けやすい人の特徴
この記事で解決できるお悩み
  • 営業事務がきついと言われる理由
  • 営業事務の魅力とやりがい
  • 営業事務に向いている人・向いていない人の特徴
  • ストレスなく働きやすい営業事務の求人を探す4つのチェックポイント
  • 営業事務がきついと感じたときの対処法

営業事務に興味があるけど、きついって本当?

私に営業事務は向いている?

未経験から挑戦してみたいけれど、続けられるか不安ですよね。

営業事務がきついと感じるかは、適性があるかどうかで変わります。

この記事では、営業事務に興味がある方向けに、営業事務がきついと言われる理由や、向いている人・向いていない人について解説します。

本記事のライター:伊藤えま

採用・人事歴10年以上。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)取得済み。

採用統括責任者として現場で得てきたリアルな知見を、発信している。

未経験でも挑戦しやすい職種なので、向いている方はぜひ選択肢のひとつにしてください。

目次

営業事務の仕事内容とは?

最初に営業事務の主な仕事内容について紹介します。

  • 受発注業務

取引先からの注文をうけて発注する一連の手続きです。

  • 見積書・請求書の作成

営業や取引先からの依頼に沿った見積りや、注文の請求書を作成します。

  • データ入力・管理

注文の入力や売上データの集計、取引先情報の更新・管理を行います。

  • 納期調整

取引先の希望する納期にあわせて、メーカーや工場など関係各所へ連絡をとり納期を調整します。

  • 在庫管理

商品の入出荷や在庫状況を把握して、差異がないか照合します。

  • 問い合わせ対応

取引先からの問い合わせをメールや電話で対応します。
営業に取次ぎをせず、営業事務で対応を完結させることもあります。

営業事務がきついと言われる6つの理由

営業事務が「きつい」「やめとけ」と言われるのには理由があります。

ミスが許されない

受発注、見積書・請求書の作成など数字を扱う業務が多くミスが許されません。

数字を間違えるだけで、会社に損害を与えるリスクがあり大きなプレッシャーがあります。

締めきり時間に追われる

締め切り時間がある業務が多いため、常に時間に追われている感覚になります。

タスクに優先度をつけて、計画的に進めます。

急な依頼に振り回されやすい

営業や取引先からの急な依頼で、突発的な業務が発生しやすくなります。

イレギュラーな業務が重なることで、キャパオーバーとなる可能性があります。

クレーム対応がある

営業と取引先のは橋渡しのポジションとなることが多く、クレーム対応を任されることがあります。

クレームは自社に責任がある場合だけではなく、理不尽な要求も含まれるため、心理的な負担を感じやすいです。

成果が見えづらい

営業事務は成果が見えづらいため、モチベーション維持が難しいと感じることがあります。

それでも営業事務に向いている人の特徴を知れば安心できます。

営業事務に向いている人・向いていない人の特徴

営業事務の魅力とやりがい

営業事務には魅力とやりがいがあるため「楽しい」と感じる場面もあります。

感謝される機会が多い

営業や顧客の依頼に対応する機会が多く、感謝の言葉を直接かけてもらうことがよくあります。

感謝の言葉をモチベーションとしている方も多いでしょう。

正確でスピーディーな作業が身につく

業務に正確さを求められ時間に追われる場面があるため、ミスせず効率的に行うを進めるスキルが身につきます。

マルチタスク力が向上する

急な依頼を同時に複数抱えることも珍しくありません。
複数のタスクを効率的に処理して、業務を円滑に進めるマルチタスク力が向上します。

体力的な負担は少ない

デスクワークがメインのため、体力的な負担は少なめです。

そのため出産や育児などのライフイベントの後でも復帰がしやすく、続けやすい職種です。

営業事務に向いている人・向いていない人の特徴

営業事務に向いている人と向いていない人には、それぞれ特徴が異なります。

向いている人は、仕事の負担をあまり感じにくい傾向です。

向いている人

  • チームで協力しながら進めるのが好きな人
  • 誰かをサポートするのが好きな人
  • 正確な作業が得意な人
  • マルチタスクが苦にならない人

向いていない人

  • 他の人と関わるのが苦手な人
  • 突発業務が苦手な人
  • 細かい作業が苦手な人
  • わかりやすい成果が欲しい人

ストレスなく働きやすい営業事務の求人を探す4つのチェックポイント

働きやすい環境の営業事務を探すときには、このポイントを確認しましょう。

繁忙時期の残業時間は長くないか

残業時間が長すぎると、ワークライフバランスが崩れ負担になります。

特に営業事務は、月末・期末・決算期などの繁忙時期には残業が多くなる傾向があります。
求人に「残業時間は月〇時間以内」と記載がある場合でも、繁忙時期での残業時間の実態は確認しましょう

同じ業務をしている人はいるか

同じ業務をしている人がいることは、さまざまなメリットがあります。
業務分担による負担軽減や、急な欠勤や遅刻・早退のときの対応の容易さがあげられます。

面接で「同じ業務を担当している方はいらっしゃいますか?」と確認しましょう。

オフィス環境は整っているか

整理整頓された快適な環境は、モチベーションの維持や業務効率の向上に繋がります。
資料が適切に管理されているオフィスでは、資料を探すのにも手間取ることもありません。

システムが整っているか

受発注や資料作成、在庫管理などの業務は、アナログだとミスにつながりやすくなります。

基幹システムが整っている環境であれば、最適化されている可能性が高く、業務を効率的に進められます。

営業事務がきついと感じたときの対処法4選

営業事務に向いている人でも、状況によりきついと感じることがあるかもしれません。

きつさを感じるときには、適切な早めの対処が大切です。

きつい原因を具体的に書き出す

きついと感じる原因を明確にすることで、対処法も考えやすくなります。

たとえば、業務フローが属人化している場合にはマニュアルを作成するのもひとつの方法です。

業務は優先順位をつける

依頼が重なるとキャパオーバーになる可能性があるため、業務には優先順位をつけることが大切です。

緊急度と重要性でタスクを分類して、計画的に進めていきましょう。

上司や同僚に相談をする

同じ環境にいる上司や同僚に相談すると、有益なアドバイスがもらえることもあるでしょう。

聞いてもらうだけで気持ちが楽になることも。

転職を検討する

転職を検討するのもひとつの選択肢です。

自分で変えられることには限りがあります。
変えられないことが原因であれば、環境を変えて解決するのも有効です。

同じ営業事務でも業種によって忙しさは全く異なります。
Tやメーカー系では、分業が進んでいて働きやすい傾向です。

営業事務からのおすすめの転職先とキャリアパス

営業事務で身につくスキルは、別の職種でも評価がされやすく好印象に繋がります。

おすすめの転職先を紹介します。

  • 総務、経理事務などバックオフィス全般

業務の正確さや資料作成のスキルが活かせます。

  • 貿易事務

英語力があれば、受発注の経験を活かして貿易事務へのステップアップも可能です。

  • カスタマーサポート・カスタマーサービス

電話やメールなど非対面での顧客対応のスキルが活かせます。

  • 営業

営業フローや顧客対応の経験が活かせるため、未経験より挑戦しやすいです。

営業事務と一般事務の違いとは?

営業事務と一般事務では、メインで担当する業務に違いがあります。

  • 営業事務

営業担当をサポートするポジションです。
受発注や納期調整など営業活動に直結する業務が多くなります。

社内外とのコミュニケーションが大切です。

  • 一般事務

特定の担当者をサポートするのではなく、部署全体の事務を幅広く担当することが多いです。

備品管理や来客対応など庶務的な業務がメインとなります。

営業事務に関するよくある質問

営業事務に関するよくある質問をまとめました。

営業事務は未経験でもできますか?

未経験でも挑戦しやすい職種です。

業務知識やスキルの共有がしやすいように、同じ業務を複数人で担当している職場がおすすめです。

営業事務に未経験から転職するコツは?

業種や職種が違っても活かせるポータブルスキルをアピールしましょう。

具体的なエピソードを添えるのもお忘れなく。

ポータブルスキルの具体例

  • ビジネスマナー
  • パソコンスキル
  • コミュニケーション力
  • 正確性
  • スケジュール管理力
  • 臨機応変な対応力
営業事務は残業が多いですか?

残業が多いかは、職場により全く異なります。

たとえば、時間外でも依頼をされたら対応する社風であれば残業が多い傾向です。

求人情報だけではなく、実態を把握するのが大切なため、口コミサイトでのリサーチが効果的です。

営業事務と一般事務はどちらが大変ですか?

営業事務の方が大変だと感じる場面は多いでしょう。

一般事務は時間に追われる業務はほとんどないので、落ち着いて作業が進められます。

まとめ

この記事では、未経験の方向けに営業事務について解説しました。

営業事務は、向いている方であれば仕事の負担をあまり感じにくく魅力がある職種です。
求人を探すときにはチェックポイントを押さえて確認しましょう。

働きやすい営業事務は、転職サイトや転職エージェントを活用して探しましょう。

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