面接のノックは何回が正解?2回・3回・4回の違いと理由

面接のノックは何回が正解?2回・3回・4回の違いと理由
この記事で解決できるお悩み
  • 面接のノックは何回?3回を目安にしよう
  • 面接のノックは場面ごとに違う?オンライン・集団面接での対応
  • 面接のノックで気をつけたい回数以外のマナー
  • 面接のノックから入室・着席までの正しいマナーを流れで解説
  • 面接のノックについてケース別の対処法4選

面接でノックは何回が正解?

緊張してノックの回数を間違えたらどうする?

面接でのノックについて不安に思う方も多いのではないでしょうか。「マナーをわかっていない」とノックで悪い評価はされたくないですよね。

面接でのノックの回数は3回が適切です。

この記事では、面接でのノックについて、マナーや場面ごとの対処法をわかりやすく解説します。

正しいマナーを知って、安心して面接に臨みましょう。

本記事のライター:伊藤えま

採用・人事歴10年以上。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)取得済み。
採用統括責任者として現場で得てきたリアルな知見を、発信している。

目次

面接のノックは何回?3回を目安にしよう

面接でのノックの回数は3回が適切です。ビジネスマナー研修でも3回とされています。
3回が良いとされている理由について解説します。

なぜ3回?2回と4回との違い

ノック回数印象・意味面接での適性
2回トイレの空室確認×
3回ビジネスマナーの標準
4回過剰・行き過ぎ

2回ノックとトイレノックとされており、4回ノックは過剰な回数と感じる場合があるため面接には適していません。

ノックするシーンを思い返すと2回が多いのではないでしょうか。トイレの空きを確認するときは多くの人が2回ノックをします。そのため、面接のときの回数としては不適切です。

4回だとやりすぎで行き過ぎた丁寧さを感じることがあります。さらに間延びして不格好なイメージにもなるかもしれません。

いつから3回がメジャーとなった?

1980年代頃からビジネスマナーとして浸透してきました。1980年代の日本現代作法会によって作り出された「現代マナー」がルーツとされています。

現在は、多くのビジネスマンが3回としています。

面接のノックは場面ごとに違う?オンライン・集団面接での対応

では、ノックの回数は場面や状況によって異なるのでしょうか。状況別での対応について解説します。

オンライン面接の場合

オンライン面接の場合には、ドアがありませんのでノックは不要です。

最初にこちらの音声が相手に聞こえているか確認をしてから挨拶をすると、スムーズに始められます。

集団面接(グループ面接の場合)

集団面接の場合には、先頭の人のみドアを3回ノックします。

ドアは開けたままにして、2人目以降は入室のときに1人ずつ「失礼します」とお辞儀してから入室しましょう。

面接のノックで気をつけたい回数以外のマナー

ノックをするときは強さにも注意が必要です。強すぎると部屋の中にいる面接官が驚いてしまい、弱すぎると聞こえません。

また、ノックのテンポにも気をつけましょう。「コン・コン・コン」とリズムよくノックしましょう。テンポは「1・2・3」のイメージです。
早いとせっかちな印象になり、遅いと間の抜けた印象になります。

面接のノックから入室・着席までの正しいマナーを流れで解説

面接は時間が限られているため第一印象が選考に大きく影響します。ノックから入室・着席までの正しいマナーを確認しておきましょう。

STEP
ドアをノック(3回)

名前を呼ばれたらドアを適度な強さ・テンポで3回ノックします。

STEP
中から「どうぞ」と聞こえたら「失礼します」と言ってからドアを開ける

ドアを開けながら「失礼します」と言うのではなく、ドアを開ける前に言うと丁寧な印象です。

STEP
部屋に入りドアを後ろに向きなおして閉める

ドアに背を向けたまま後ろ手で閉めるのはマナー違反です。ドアへ向きなおして閉めましょう。また大きな音を立てないように静かに閉めます。

STEP
面接官へ「本日はよろしくお願いします」と言ってお辞儀する

入室したら面接官の方を向いて「本日はよろしくお願いします」と言ってからお辞儀をします。

STEP
面接官から着席を促されてから着席

「どうぞおかけください」と面接官から着席を促されてから着席しましょう。

面接のノックについてケース別の対処法4選

企業によって面接する部屋の環境が異なります。また、緊張のせいでノックを忘れてしまうこともあるかもしれません。
ケース別にくわしく対処法を解説します。

ノックしても返事がないとき

ノックしても返事がないときは、再度ノックをしましょう。相手に聞こえていない、もしくは応対できない状況の可能性があります。

最初のノックよりも気持ち強めでノックするのがおすすめです。

ドアが開いているとき

部屋のドアが既に開いている場合もあります。
この場合でも通常と同じように3回ノックして入室許可がでてから入室しましょう。

面接官と部屋に一緒に入るとき

面接官と一緒に部屋に入るときにはノックは不要です。
「失礼します」といってから面接官に続いて部屋に入ります。

ノックを忘れた、間違えたとき

緊張してノックを忘れてしまったり、回数を間違えてしまうこともあるかもしれません。手順の誤りに気づいたらすぐに謝罪しましょう。入室からやり直す必要はありません。

「申し訳ございません、ノックを失念いたしました」と簡潔に謝罪します。

よくある質問

面接のノックについてよくある質問をまとめました。

ノックの回数だけで不採用になることは?

回数が違った=即不採用となるわけではありませんが、他の応募者が3回ノックをしているのであれば、悪目立ちをする可能性があります。

ビジネスマナーにあわせた3回ノックをおすすめします。

ノック後の「失礼します」を言うタイミングは?

ノック後に相手から「どうぞ」と言われたら「失礼します」と言いましょう。ドアを開ける前に声をかけてから開けるのがマナーです。

ノックの音が小さすぎたら?

ノックの音が小さいと面接官が気づかない可能性があります。ノックしてから反応がない場合には、気持ち強めにして再度ノックをしましょう。

まとめ

この記事では、面接でのノックについて解説しました。

ノックの回数など細かいことはくだらないと思う方もいるかもしれません。しかしながら、ノックの回数で悪目立ちをしてしまう可能性もあるのです。

ビジネスマナーを理解して、自信を持って面接に臨みましょう。

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