転職活動中、書類選考を通過して「いざ面接」となると、何を聞かれるのかわからず不安に思う方も多いのではないでしょうか。

面接では何を聞かれるのかな……



面接の質問は、ある程度パターンがあります。
この記事では、転職時の面接について流れや聞かれる内容について解説します。
この記事を読んだら、事前準備をして面接担当者へ好印象を与えることができます。
面接を不安に思っている方は、ぜひ参考にしてください。
面接の流れ
面接の流れは、企業により異なる場合がありますが、概ねこの流れになります。
自己紹介 → 転職理由 → 志望動機 → 自己PR → 逆質問
応募者の人柄をざっくりと把握して、その後に仕事や業務に関する経験や考え方、スキルを把握していくためこの順番で質問をしていくことが多いです。
すぐに仕事や業務に関する質問をすると、緊張してしまう応募者もいるため緊張をほぐす意味でも最初に自己紹介をします。
このような流れを把握しておくと、イメージがしやすく話がしやすくなります。
面接担当者に好印象を与えるポイント
面接担当者に好印象を与えるためのポイントがあります。
自分のことばで伝える
自分で考えた自分のことばで伝えましょう。マニュアルや回答例を丸暗記した内容を伝えると自分のことばではないため、回答のごとの矛盾が生じやすく面接担当者に違和感を与える可能性があるでしょう。自分で考えた内容で伝えれば、面接担当者にも人となりが伝わりミスマッチが防げます。
質問された内容に沿った回答をする
質問された内容に沿って回答をしましょう。質問の内容を性格に把握して回答をしないと、結果として質問と異なる回答内容となる場合があります。
正しい姿勢・しぐさを心がける
面接中は伝える内容だけではなく、正しい姿勢やしぐさを心がけるようにしましょう。姿勢がだらしなかったり、相槌が「うんうん」とラフな印象となると、せっかく良い回答をしているのにマイナスイメージとなります。
面接中は正しい姿勢を心がけて、適宜しぐさを交えると、コミュニケーション能力や社会常識を高く評価されます。



姿勢は意識するだけで変わるよね!
面接の目安時間
面接の目安時間は概ね1時間程度となることが多いです。
応募者の人となりや考え方、経験・スキルを確認すると大体このぐらいの時間がかかります。
ただ、面接担当者のスケジュール上で時間に余裕がない場合もあるので、面接時間が短かった=不合格とはなりませんので安心してください。
転職の面接でよく聞かれる質問
面接でよく聞かれる質問は、質問の意図を理解しましょう。
自己紹介
面接の最初に自己紹介を求めるのは、応募者の「コミュニケーション能力」や「おおまかな人柄・職歴」を把握するためです。
また応募者の緊張を少しでもほぐして、応募者の本質を見たいという目的もあります。
自己紹介についてはこちらの記事で詳細を紹介しています。


転職理由
転職をした理由、もしくはしようとしている理由について聞くことで価値観を把握して、入社後にすぐに退職してしまわないかを考え、ミスマッチを防ぐことが目的です。
もし「残業が多く体調を崩してしまった」ことが転職理由の場合、残業が発生する見込みの会社は不採用となるでしょう。
「残業が多く体調を崩してしまったため、業務の効率化を重視している御社の環境に魅力を感じました」のように、転職理由から志望動機に繋げると具体的に伝えることができるでしょう。
志望動機
面接担当者が志望動機を聞く理由は主に3点です。
・会社や業務への理解度の確認
・業務内容や風土とのマッチング度合いの確認
・長く勤務してもらえるかどうか判断するため
志望動機についてはこちらの記事で詳細を紹介しています。


自己PR
「自己紹介」は自分の職歴の概要を伝えるものに対して、「自己PR」は業界や業種での経験を踏まえて、会社で活躍できる内容をアピールできる質問です。
自分の経験を棚卸して、応募企業の求める人材と共通することを考えると自己PRが考えやすいでしょう。
「〇〇の経験をしていることで〇〇として御社に貢献できると思います。」のように、具体的な経験を踏まえて伝えることができれば、面接担当者も応募者が活躍しているイメージがしやすく、企業にメリットをもたらす人材と判断することができます。
キャリアプラン
キャリアプランを質問してくる企業側の意図は、応募者の価値観や自主性の確認、また長く定着することを応募者が考えているのかを確認する目的があります。
自己分析をして「得意な〇〇を伸ばして〇〇のスペシャリストになりたい」といった回答だと、面接担当者に将来性を伝えることができます。



事前に自己分析をして考えやビジョンをまとめておきましょう!
勤務条件(転勤・残業・最短入社日)
転勤や残業などが発生する可能性がある業務の場合には、対応することが可能かどうか確認されます。ここでその場限りの回答をしてしまうと、自分が求めている環境でない環境で勤務しないとならない可能性があるため、正直に答えた方がよいでしょう。
また最短入社可能日についても、質問されることが多いです。
早い方が高く評価されるとも限らず、企業側の研修や受け入れ準備に時間がかかる場合もあります。「〇日に現職を退職予定のため、〇日以降でしたら入社が可能です。」のように可能なスケジュールを伝えましょう。
逆質問
最後に面接担当者から「質問はありますか?」と聞かれることがあり、これが逆質問です。質問内容がないのであれば「ありません」でも問題はないのですが、意欲をアピールすることも可能です。
「もしご縁があり入社させていただける場合、入社前に何か学んでおいた方が良いものはありますか?」と質問することで、入社意欲を面接担当者へ伝えることができるでしょう。



逆質問を「ありません」で終わらせるのは惜しいです!
まとめ
今回は転職面接での流れや良く聞かれる質問について、解説しました。
事前に質問される質問をイメージして準備をしておくことで、落ち着いて回答することができて、好印象を与えることができます。



事前準備ができれば、落ち着いてアピールができる!