面接の言葉遣いで落ちる?実は不採用になる「こんな間違い」

面接の言葉遣いで落ちる?実は不採用になる「こんな間違い」
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記事まとめ(要約)
  • 小さな言葉遣いのミスだけで面接に落ちることは稀
  • 面接官は完璧な敬語よりミス時の対応を見ている
  • 一発アウトを防ぐNG敬語の言い換えをチェック

「面接で言葉遣いを間違えた……落とされる?」
「明日の面接、おかしな敬語で不採用になったらどうしよう」
「さっきの面接、緊張して思わずタメ口が出ちゃった」

このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。緊張する本番で、完璧に敬語を話すのは難しいですよね。

結論から言うと、言葉遣いの小さなミスだけで落ちることは稀です。しかし、他の応募者と比較された際、NGな言葉遣いの癖が原因で不採用の決定打になってしまうケースは存在します

この記事では、面接での言葉遣いに自信がない人向けに、言葉遣いのポイントと、間違えやすい言葉遣いの言い換え例について解説します。

最後まで読めば、不安をサクッと解消して、面接で自信を持ってあなたの魅力をアピールできるでしょう。

本記事のライター
伊藤えま
  • 採用・人事歴10年以上
  • 中途採用で900名以上を選考
  • 採用統括責任者として書類選考・面接・採否の決定を担当
  • 人事評価基準の策定・人事考課にも従事
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)

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目次

面接で言葉遣いが悪いと落ちる?面接官が合否を決める基準とマナー

面接で言葉遣いが悪いと選考に影響し、不採用となるケースがあります。

ビジネスマナーとして、言葉遣いは重要視されています。入社後に社外の人とやり取りをする際、正しい言葉遣いができていないと、会社としての信用を失う恐れがあるからです。

敬語はマナーだけではなく、相手との関係性を築くツールです。正しい敬語が使えないと相手とのコミュニケーションが円滑に進まず、相手に不快感を与えてしまったり、失礼な印象を与えたりすることがあります。

その結果、打ち合わせやプロジェクトが進まなくなる恐れがあります。

面接担当者は「この人を採用しても大丈夫か」との視点で、言葉遣いをチェックしているのです。

転職の面接で落とされないために!知っておきたい敬語の基本

面接で正しい言葉遣いをするためには、敬語についての理解が重要です。敬語には大きくわけて「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。ここでは違いを理解しておきましょう。

尊敬語

相手もしくは第三者の動作・ものごと・状態について話すときに使います。「いらっしゃる」「おっしゃる」「御社」「お忙しい」などが尊敬語です。

謙譲語

自分から相手や第三者に向けて行う行為、ものごとについて話すときに使う敬語です。「伺う」「申し上げる」「お届けする」など、自分の行為をへりくだって表現する言葉です。

丁寧語

相手に対して、丁寧に話すときに使う言葉です。「です」「ます」調などが丁寧語にあたります。

面接の言葉遣いで落ちる?面接官が教えるNGの裏側

実は、多くの面接官は敬語が完璧かどうかよりも、言葉遣いが乱れたときの対応や相手への配慮をチェックしています。綺麗に話せるかそのものではなく、入社後に求められる、柔軟なコミュニケーション能力があるかを見極めているのです。

たとえば、どれだけ美しい敬語を話せても、想定外の質問に慌てて突然タメ口になる人は、トラブル対応力がないとみなされ落ちる原因になります。

一方、多少敬語が拙くても、詰まったときに「失礼いたしました」と落ち着いて対応できる人は、「社外に出しても安心だ」と高く評価されます。

面接の言葉遣いは単なる減点チェックではなく、あなたの臨機応変な姿勢をアピールする絶好のチャンスなのです。

社外に出しても安心かをチェックする基準では、言葉遣いと同じくらい受付から入室までのマナーも重視されます。ノックの回数や受付への到着時間で減点されないよう、本番の流れを確認しておきましょう。

>>面接の受付は何分前が正解?10分前の理由と受付までの流れ

>>面接のノックは何回が正解?2回・3回・4回の違いと理由

面接の言葉遣いで落ちるのを回避する4つのポイント

言葉遣いで相手に好印象を与えるのにはポイントがあります。

  • 「です」「ます」調で話す
  • 一人称は「わたし」「わたくし」
  • 二重敬語に注意する
  • クッション言葉をうまく使う

それぞれ解説します。

「です」「ます」調で話す

面接では、常に「です」「ます」調で話しましょう。ビジネスシーンに求められる丁寧で親しみやすい印象を与えられます。

一人称は「わたし」「わたくし」

一人称は「わたし」もしくは「わたくし」で話すようにします。「僕」や「自分」はフランクな印象になるので、面接には適していません。さらに「わたし」より「わたくし」の方が、よりフォーマルな印象になります。業種によって使い分ける方法も効果的です。

二重敬語に注意する

二重敬語にならないように注意しましょう。二重敬語とは、同じ種類の敬語を重ねて使用する誤った表現のことです。丁寧に話そうとするあまりに、二重敬語になってしまうことがあります

たとえば、「おっしゃられる」は「おっしゃる」と「〜られる」で二重敬語になっています。「お読みになられる」も、「お読みになる」に「〜れる」を加え二重敬語になっており、相手に不自然な印象を与える恐れがあります。

クッション言葉をやわらかく効果的に使う

クッション言葉をうまく使えると、やわらかく丁寧な印象になります。クッション言葉とは、相手に伝える本題の前に入れることで、角をやわらげて、相手に配慮を示す言葉です。

たとえば「恐れ入りますが」「お手数ですが」「差し支えなければ」のような言葉がクッション言葉としてよく使われます。

面接の言葉遣いで落ちる原因に?NG敬語の言い換え一覧

ビジネスのシーンでも、間違った言葉遣いをしている人を見かけることがあります。面接でよく間違えやすい言葉遣いについて、言い換え例を紹介します。

NG言い換え例
了解です、わかりました承知しました
大丈夫です問題ございません
すみません申し訳ございません
よろしかったでしょうかよろしいでしょうか
このあいだ先日
もうすぐまもなく
ちょっと少々
ありませんございません
なるほど勉強になります
なので~ですので~
貴社御社
履歴書になります履歴書です
参考になります勉強になります
させていただくしております、いたしました


面接官「前職ではどんな業務を?」

「営業をさせていただいておりました」(二重敬語ぎみ)

「営業をしておりました」

つい口から出てしまいがちな表現ばかりですが、まずはこの一覧にある基本の言い換えを頭に入れておくだけで、面接での安心感が変わります。

これで面接の言葉遣いも安心!落ちるのを防ぐ敬語一覧表 

面接でよく使う単語について、尊敬語と謙譲語をまとめました。主語が自分か相手かによって、尊敬語と謙譲語を使い分けましょう。

尊敬語謙譲語
見るご覧になる拝見する
知るご存じ、お知りになる存じる、存じ上げる
するなさる、されるいたします
行くいらっしゃる、お越しになる伺う
待つお待ちになる、お待ちくださるお待ちする
会うお会いになる、会われるお目にかかる、お会いする
言うおっしゃる申し上げる、申す
伝えるお伝えになる申し伝える
聞くお聞きになる、聞かれる拝聴する
受け取るお受け取りになる賜る、頂戴する、頂く
わかるおわかりになる、ご理解いただくかしこまる、承知する

すべてを完璧に暗記しようとせず、まずは面接でよく使う「言う」「行く」などから意識してみましょう。

面接の言葉遣いだけじゃない!話し方の癖で落ちる人の注意点

言葉遣いのほかに、話し方そのものにもクセが出ることがあります。無意識であることが多く、自分では気づきにくいものです。話すときに注意する点を解説します。

「すみません」は言わない

「すみません」が口癖になっている人は、言わないよう気をつけましょう。思わず口にしてしまうことが多く便利な言葉ですが、ビジネスシーンには適していません。

言った理由を考えて、状況によって言い換えましょう。

  • 感謝する → 「ありがとうございます」
  • 謝る → 「申し訳ございません」

相手の言葉をさえぎらない

話をするときは、相手が話し終えるのを待ってから話し始めるようにしましょう。

面接では、自分をアピールしたいと焦るあまり、相手の言葉をさえぎってしまう人がいます。しかし、話をかぶせられたり、さえぎられたりすると、相手は不快に感じ、失礼だと捉えることが多くなります

相手の話は、落ち着いて最後まで聞く習慣をつけましょう。

語尾は伸ばさない

語尾を伸ばすクセがある人は、注意しましょう。幼い印象を与え、相手から信頼感を得ることが難しくなります。

無意識のことも多く、たいていは自分で気づけない話し方のクセです。そのため、周囲の意見を聞いたり、録音して自分で聞いたりして確認する方法が有効です。

相槌の仕方に注意する

面接では、相槌にも注意を払いましょう。相槌は意識せず自然に出ることが多く「なるほど」「うんうん」のような失礼な言葉遣いになっていることがあります。フランクな相槌は相手に違和感を与え、円滑なコミュニケーションの妨げになります

特に、応募者より面接官の方が若い場面でよく見られます。面接官が明らかに年下であっても、ビジネスの場では関係ありません。

相槌でも気を抜くことがないよう「はい」「ええ」のようなビジネスシーンに適した丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

また、面接官は言葉遣いだけでなく、印象を左右する身だしなみや持ち物もトータルで見ています。当日に焦らないよう、以下の記事でマナーを網羅しておくと安心です。

>>転職面接の持ち物を網羅!指定なしでも安心な今すぐ準備できるリスト

>>面接に腕時計は必要?女性が知っておきたいポイントと注意点

>>2026年|面接のマスクは原則OK|外す判断基準と好印象な対応

面接の言葉遣いに焦って落ちる?その場で立て直す対処法

面接で失礼な言葉遣いにならないよう気にしすぎると、焦ってしまい言葉につまることがあります。このような場合での対処法を紹介します。

一呼吸おく

焦ってしまったときには、まずは一呼吸おいて落ち着きましょう。落ち着くことで、話す内容を頭の中で整理でき、スムーズに話し始められます。

「失礼しました」と言って立て直す

言葉に詰まったときには、「失礼しました」と言って立て直します。面接担当者も相手が緊張していることは理解しているので、多少の言葉の詰まりは気にしません。「失礼しました」と言ったあとに、質問に対して回答すれば問題ありません。

面接の言葉遣いで落ちる前に対策!おすすめの練習方法3選

面接での言葉遣いに自信をつけるには、練習が大切です。面接で好印象を与えるためのおすすめの練習方法を紹介します。

録音して聞く

ひとりで手軽にできるのは、録音して聞いてみる方法です。自己PRや志望動機などの質問を想定して、回答を録音して、自分で聞いてみましょう。

言葉遣いや話し方の特徴を客観的にチェックできるため、相手にどのような印象を与えるかがわかります。

他の人に聞いてもらう

家族や友人など、他の人に回答を聞いてもらう方法も有効です。自分では気づけなかった話し方のクセや、敬語の間違いに気づいてもらえる可能性があります。

転職エージェントを活用する

転職エージェントによっては、模擬面接を受けられるサービスもあります。実際の面接場面を想定した質疑応答の練習ができるので、プロの視点で話し方や言葉遣いなどの的確なアドバイスを受けられます。

面接の言葉遣いで落ちる?よくある疑問Q&A

面接の言葉遣いでよくある質問や疑問をまとめました。

面接で「そうですね」と言ってしまったけど落ちる?

「そうですね」と言ったからといって、必ずしも不合格になるわけではありません。場面により適した言葉遣いにもなるからです。

ただし、繰り返し使いすぎると「他の言葉を知らないのかな」と未熟な印象を与えることがあります。繰り返しにならないよう「おっしゃる通りです。」ような言葉に置き換えてもよいでしょう。

面接で「御社」と「弊社」を間違えてしまったけど落ちる?

御社と弊社を間違えたことで必ずしも不合格になるわけではありませんが、他の応募者と比較検討されたときに、マイナス点になる場合があります。よくあるミスのため、面接官が違和感を覚えやすい誤りです。

パート・バイト面接と正社員面接で求められる敬語のレベルは違う?

バイト・バイト面接と正社員面接では求められる敬語のレベルが異なります。正社員面接の方が正しい言葉遣いが必要とされ、それぞれの職種に期待される役割や責任の大きさの違いにより違いが生じます。

まとめ|正しい言葉遣いとマナーを身につけて面接を突破しよう

この記事では、面接での言葉遣いのポイントや、言葉遣いの言い換え例について解説しました。

重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 小さなミスで落ちることは稀だが、僅差のライバル対決では命取りになる
  • 面接官は完璧な敬語より、ミスした時の対応や相手への配慮を見ている
  • 「です・ます調」と「わたし」を徹底し、話し方の癖を直しておく

緊張する本番でも焦らずにあなたの魅力を100%伝えるためには、事前の準備と練習が何よりも大切です。

「自分の言葉遣いや話し方が、本当に面接官に通用するか不安……」という人は、プロの力を借りるのが一番の近道です。転職エージェントの模擬面接サービスを活用して、自信を持って本番に臨める準備を今すぐ始めましょう。

>>女性におすすめの転職エージェント9選|年代別・目的別に徹底比較

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