転職面接での志望動機の答え方|未経験でも1分で説得力を出す方法

転職面接での志望動機の答え方|未経験でも1分で説得力を出す方法
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記事まとめ(要約)
  • 転職面接で志望動機が聞かれる理由と企業が重視するポイント
  • 1分で伝える結論→理由→貢献の3ステップ
  • 未経験・事務・営業職などケース別の志望動機例文(例文

「転職面接で志望動機がうまく言えず緊張する」
「未経験職種はどう答えればいい?」
「なぜこの会社かを伝えられない」

このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、志望動機の基本の型や1分で説得力を出す答え方、事務職や未経験職種向けの例文まで幅広く解説します。

最後まで読めば、準備すべきポイントが明確になり、不安を自信へと変えて説得力のある志望動機を伝えられるようになります。

本記事のライター
伊藤えま
  • 採用・人事歴10年以上
  • 中途採用で900名以上を選考
  • 採用統括責任者として書類選考・面接・採否の決定を担当
  • 人事評価基準の策定・人事考課にも従事
  • 社員のキャリア相談を多数経験
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)

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目次

志望動機とは?転職面接で必ず聞かれる理由

転職面接で志望動機を聞かれるのは、スキルや経験だけでは見えない「入社後の具体的な活躍イメージ」を確かめるためです。企業は「なぜ他社ではなく自社を選んだのか」背景を知ることで、早期離職などの採用ミスマッチを防ぎたいと考えています。

中途・転職面接で企業が志望動機から見ているポイント

企業が志望動機を通じて確認しているのは「自社で活躍する姿を具体的にイメージができるか」という点です。中途採用では、即戦力としてのスキルはもちろん、入社後にどう周囲と関わり、成長してくれるかが重視されます。

具体的には、以下の4つのポイントがチェックされています。

  • 会社や仕事内容への理解度
  • これまでの経験とのつながり
  • 転職理由との一貫性
  • 入社後にやりたいことの方向性

これらが自然につながっていないと、志望動機に強い説得力は生まれません。未経験職種へ挑戦する場合でも一貫性があれば、企業側は入社後の働き方を具体的に想像できます。

志望動機は単に熱意を伝えるのではなく「企業との相性の良さを伝える説明」だと捉えると、内容を整理しやすくなります。

面接で聞かれる「志望動機」と「志望理由」は同じ?

「志望動機」と「志望理由」は似ていますが、厳密には少しニュアンスが異なります。違いを理解しておくと、回答の質がさらに高まります

志望動機志望理由
問われていること志望するに至ったきっかけや背景その職種・企業を選んだ理由や根拠
主な内容興味を持った経緯、問題意識他社ではなくその会社を選んだ決め手
面接での役割話の入り口となる部分納得感を高める説明部分

志望動機で「なぜ関心を持ったのか」を示し、志望理由で「なぜそこに決めたのか」を補足すると、話の流れが自然です。両者を意識して整理することで面接官にも理解されやすい説明につながります。

転職面接の志望動機|基本の答え方と適切な長さ【1分で伝える】

志望動機で高い評価を得るためには、内容を練るだけでなく、面接官の印象に残る「伝え方」にも注意を払う必要があります。時間を考え話す順番をあらかじめ整理しておくことで、未経験の職種であっても面接官に共感を与え、スムーズに意図を伝えられます。

結論→理由→貢献の3ステップ

志望動機は、思いついた順に話すのではなく、型に沿って整理するのが最も効果的です。

STEP
結論:なぜこの会社を志望したのか
STEP
理由:そう考えた具体的な背景やこれまでの経験
STEP
貢献:入社後にどのように業務に関わりたいか

順番通りに話すと、面接官は話の全体像を早い段階で把握できます

たとえば、最初に「御社の〇〇の体制に魅力を感じ、志望いたしました」と結論を明確にすることで、聞き手はその後の理由に興味を持ちます。続けて理由を伝え、最後に入社後のビジョンを示すと流れが途切れません。

結論を後回しにすると話の着地点が見えにくくなるため、結論→理由→貢献の順番を意識するだけで、伝わりやすい説明になります。

志望動機の適切な長さは1分

面接での志望動機は、1分程度(300文字程度)にまとめると、聞き取りやすく好印象です。時間の長短による受け取り方の違いを理解しておきましょう。

話す長さ面接官の受け取り方特徴
30秒要点が絞られていて簡潔時間が限られている場合に有効
1分理由と背景がしっかり伝わる基本の長さで理解を得やすい
2分以上情報量が多く、論点がぼやけがち冗長に感じられ、集中力が削がれるリスク

1分あれば、結論から入社後の貢献まで一通り伝えられます。未経験の転職でも、興味を持ったきっかけと過去の経験を結びつけるのに十分な時間です。

まずは1分で話せる基本の形を作り、相手の反応に応じて短縮したり、詳しく広げたりできるように準備しておくと安心です。次項では、ケース別にそのまま使える回答例文をご紹介します。

【例文あり】転職面接の志望動機|そのまま使える回答例

転職面接で使える志望動機の例文を、職種別や短時間で伝える場合に分けて紹介します。結論→理由→貢献の流れで整理することで、話しやすく理解されやすい構成です。

未経験職種に転職する場合の志望動機例文

例文

御社は顧客満足度向上に注力しており、サポート体制の整備やサービス改善に力を入れている点に共感し、志望いたしました。

これまで事務職として問い合わせ対応や社内調整を担当し、正確な情報管理や丁寧なコミュニケーションの大切さを学んできました。特に、電話やメールでの対応を通じて、相手の意図を正しく汲み取り、スムーズに解決策を提案する経験を積めました。

入社後は、これまで培った対応力や課題解決のスキルを活かして、お客様が安心して利用できる環境づくりに貢献したいと考えています。また、顧客対応のプロセス改善にも積極的に関わり、チーム全体の効率向上やサービス品質向上にも寄与したいです。

事務職に転職する場合の志望動機例文

例文

御社の組織内業務の整備やチームワーク重視の文化に共感し、事務職として志望いたしました。

前職では営業サポートや書類管理、データ入力を担当し、正確さと効率性を意識して業務に取り組んできました。複数部門との調整業務では、情報整理や進捗管理の重要性を実感し、改善提案も行いました。

入社後は、これまでの経験を活かして書類管理や調整業務をスムーズに進めるだけでなく、社内プロセスの改善にも積極的に関わり、チーム全体の業務効率向上や円滑なコミュニケーションに貢献したいと考えています。また、先輩社員と協力しながら新しい仕組みの導入にも携わり、組織全体の生産性向上にも寄与したいです。

営業職に転職する場合の志望動機例文

例文

御社の商品・サービスを通じて顧客の課題解決に取り組む姿勢に共感し、営業職として志望いたしました。

前職では法人向け提案や顧客折衝を経験し、課題を丁寧にヒアリングして解決策を提案する力を身につけました。特に、顧客のニーズに合わせた柔軟な提案や説明の仕方で、信頼関係を築くことの重要性を実感しました。

入社後は、これまで培った提案力や交渉力を活かし、新規顧客獲得や既存顧客の満足度向上に貢献したいと考えています。また、営業チーム全体の情報共有や改善策の提案にも積極的に関わり、長期的に御社の成長に寄与したいです。

志望動機を短く伝える例文【30秒版】

例文

御社の〇〇事業におけるサービス品質向上への取り組みに共感し、志望いたしました。

前職の事務経験で培った正確さや調整力を活かし、入社後はチームの業務効率向上や円滑な社内コミュニケーションに貢献したいと考えています。また、業務改善の視点も取り入れ、現場の課題解決に積極的に関わることで、御社のサービスや組織力向上に寄与したいです。

志望動機で「なぜこの会社か」が言えない人のための考え方

「どこでも通用しそうな志望動機になってしまう」と悩む方は少なくありません。しかし、企業研究のポイントと具体化のコツさえ押さえれば、面接官が納得する「その会社ならでは」の理由を語れるようになります。

企業研究は「理念・事業内容・社風」の3点だけ押さえればOK

企業研究を難しく考える必要はありません。以下の3つの軸で情報を整理すると、効率的に「その会社の強み」が見えてきます。

  • 理念:会社が大切にしている価値観や、目指している方向性
  • 事業内容:どのような商品・サービスを、誰に提供しているか
  • 社風:どのような雰囲気で、どのようなチーム体制で働いているか

3点を押さえるだけで、「御社の〇〇という理念に共感した」「〇〇の独自サービスに惹かれた」と、具体的かつ根拠のある話ができるようになります

情報は量ではなく「理念・事業内容・社風」の3つの軸で、自分の価値観と重なる点を探すことが、質の高い志望動機を作る近道です。

他社でも通用する志望動機になっていないかチェック

志望動機が完成したら、最後に「この内容は他の会社にもそのまま言えてしまわないか」を必ず見直してください。

まず、表現が抽象的になりすぎてないかを確認し、特定の社名や独自の事業名を意識的に盛り込むことで、その会社への本気度を示します。さらに、自分の経験やスキルがその会社ならではの特徴とどう結びついているかを論理的に述べることで、替えのきかない説得力が生まれます。

他社でも使える便利な表現をあえて避け、その会社独自の強みと自分の強みをリンクさせることが、面接での評価を決定づける重要なポイントです。

これは避けたい|転職面接の志望動機NG例

面接で印象を下げてしまう志望動機には、共通のマイナス要素が含まれています。こうしたNGパターンを事前に把握し、説得力のあるポジティブな回答に置き換えていきましょう。

条件・待遇だけを理由にする志望動機

給与、賞与、休日数、勤務地といった条件面のみを志望動機に挙げると、仕事そのものへの意欲や自社への関心が低いと判断されてしまいます。「条件が良いから応募した」印象が強すぎると、企業側は「もっと条件が良い会社があれば、すぐに辞めてしまうのではないか」と懸念します。

待遇面はあくまで志望動機を補完する要素に留めましょう。企業の事業内容や、自分のスキルをどう貢献に結びつけるかとの意欲をメインに伝えることが重要です。

抽象的すぎる・どの会社にも当てはまる志望動機

「成長できそう」「やりがいがありそう」のような抽象的な表現ばかりでは、自社への本気度が伝わらず、説得力が欠けてしまいます。漠然とした言葉はどの企業でも使えるため、自分の経験や関心と会社との結びつきが見えません

自分の具体的な経験や強みが、その会社の独自の特徴とどうリンクしているかを具体化することで、初めて面接官に共感を与えられます。

未経験なのに即戦力アピールをしすぎる志望動機

未経験の職種に挑戦する際、意欲を見せようとして即戦力と言い切ってしまうのは、逆効果になる場合があります。

現実的に考えて、未経験者が教育なしに即座に活躍するのは困難です。そのため、業務の難易度を甘く見ていたり、自分を客観的に捉えられていなかったりする印象を与え、かえって不信感を持たれる恐れがあります。

未経験の場合は、過去の経験で培ったスキルをどのように活用できるかの根拠を具体的に示しましょう。その上で、誠実さと学び続ける姿勢をあわせて伝えることで、信頼できる意欲として高く評価されます。

転職面接の志望動機が不安な人が今すぐやるべき準備

面接で伝える志望動機に自信が持てなくても、事前の準備で面接での印象は大きく変わります。効果的な話し方や練習方法、見直しのポイントを押さえて、安心して本番に臨める状態を作りましょう。

志望動機を面接で好印象に伝える話し方のコツ

志望動機の内容がどれほど優れていても、話し方ひとつで相手に与える印象は大きく変わります。面接官に正しく意図を伝えるためには、特に以下のポイントを意識することが重要です。

  • 明瞭な声のトーンと聞き取りやすい速度
  • 結論・理由・貢献を意識した構成
  • 適度な間と熱意が伝わる抑揚
  • 視覚的な理解を助ける適度な身振り

話し方のコツを意識することで、志望動機の内容を最大限に活かし、面接官への説得力を高められます

志望動機を声に出して練習する

作った文章をそのまま面接で話すだけでは、実際の伝わりやすさはわかりません。声に出した練習で、言い回しの不自然さやくどい部分に気づけます

練習の際は、30秒〜1分で収まるかタイムを計り、焦らず話せるようにしましょう。早口になったり、言葉に詰まる箇所はないかを確認し、自然な抑揚や強弱をつけることで印象が格段にアップします。さらに、PCやスマートフォンの録画機能を使うことで、姿勢や自分の話し方の癖を把握できます。

声に出す練習を重ねることが、面接で落ち着いて説得力のある志望動機を伝えるための近道です。

第三者視点でチェックしてもらう

自分一人で確認するだけでは、話の分かりやすさや説得力を客観的に判断するのは難しい場合があります。家族や友人に内容を聞いてもらい、話の流れや言葉の選び方を評価してもらうのがおすすめです。自分では気づきにくい癖や抽象的な表現を修正できます

さらに、面接官役として質問を投げかけてもらう練習を取り入れれば、本番に近い緊張感の中で受け答えの精度を高められます。第三者のフィードバックにより、自分では気づきにくい癖や抽象的な表現も修正可能です。

第三者視点の活用で、内容・話し方・伝わりやすさのすべてにおいて説得力のある志望動機を完成させられます。

>> 模擬面接も有効!おすすめの転職エージェント

転職面接の志望動機|よくある疑問Q&A

転職面接の志望動機について、よくある疑問をまとめました。

面接で志望動機を聞かれない場合はどうする?

志望動機を聞かれない場合、自分から簡潔に伝えるのがおすすめです。逆質問のタイミングで自然に組み込むと印象に残ります。質問されなかった場合でも、志望動機を話す機会を逃さず活用しましょう。

面接の志望動機は履歴書と同じでいい?

基本の内容は履歴書と一致させつつ、面接では言い回しや具体例を少し膨らませると効果的です。履歴書通りでは機械的に聞こえる場合があります。適度な身振りも加えて、面接向けに伝わりやすく調整しましょう。

転職面接の志望動機は業界を志望した理由も言った方がいい?

業界全体の志望動機も簡単に触れると、業界理解があることを示せます。企業独自の魅力に重点を置き、業界を志望した理由は補足程度にすると自然に聞こえます。具体的な事例や企業の強みに結びつけると説得力が増すでしょう。

転職面接で志望動機と転職理由はどう違う?

志望動機は「志望するに至ったきっかけや背景」、転職理由は「前職を辞めた理由」です。両者を混同せず整理して伝えることで、面接官に前向きな印象を与えやすくなります。

>> ポジティブな印象になる転職理由ごとの答え方

転職面接の志望動機は何社使い回してもいい?

基本の構成は使い回せますが、企業ごとの特徴や強みに合わせた調整が不可欠です。同じ文章では志望度が伝わりにくく、面接官に興味を持ってもらえません。企業に合わせたアレンジを意識しましょう。

まとめ|転職面接の志望動機は「型」と準備で差がつく

この記事では、転職面接の志望動機について解説しました。

転職の志望動機は、結論→理由→貢献の「型」を意識し、企業研究や声に出した練習などの準備を重ねることで説得力が格段に高まります。

まずはこの記事のポイントを参考に、自分の志望動機を整理し、面接で自信を持って話せる状態を作りましょう。

>> 転職時の面接で聞かれること7選

>> 面接の前日にやることリスト|当日の失敗を防ぐ準備ガイド

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