職場での挨拶無視はパワハラ?厚労省の定義と正しい対処法を解説

職場での挨拶無視はパワハラ?厚労省の定義と正しい対処法を解説
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記事まとめ(要約)
  • 職場での無視は、パワハラと認定される可能性がある
  • 無視する側に問題があり、あなたに非はない
  • 証拠を記録し、相談窓口の活用が解決への近道
  • 状況が改善しないなら、転職も選択肢

「自分だけ挨拶を無視される」
「明らかに聞こえているのに返してもらえない」

そんな状況に、人知れず傷ついている方も多いはずです。「嫌われている?」「私が悪いの?」と自分を責めたり、パワハラではないかと不安になったりしますよね。

結論から言うと、職場での挨拶の無視は、状況によってパワハラに該当する可能性があります

この記事では、挨拶の無視がパワハラに該当するのかどうかを厚生労働省の定義をもとに解説します。さらに、無視する人の心理・傷つかない対処法・証拠の残し方・転職の判断基準まで、あなたが今すぐ行動できる情報を網羅しました。

挨拶を無視されても、あなたに非はありません。この記事を読んで、自分の心を守るための選択肢を手に入れましょう。

本記事のライター
伊藤えま
  • 採用・人事歴10年以上
  • 中途採用で900名以上を選考
  • 採用統括責任者として書類選考・面接・採否の決定を担当
  • 人事評価基準の策定・人事考課にも従事
  • 社員のキャリア相談を多数経験
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)

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目次

結論|挨拶の無視は状況によってパワハラに該当する可能性がある

職場で挨拶を無視され続けると、これってパワハラではないかと感じてしまうものです。しかし一方で、自分が気にしすぎなのかもしれないと自己否定してしまう人もいるでしょう。

結論から言うと、挨拶の無視は状況によってパワハラに該当する可能性があります。ただし、状況に応じて総合的に判断されるため、1回の無視で即パワハラと判断されるわけではありません。

ここでは、厚生労働省の定義や調査データをもとに、その根拠をわかりやすく解説します。

厚生労働省が定義するパワハラの典型例

厚生労働省は、パワーハラスメントを以下のように定義しています。

職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働者の就業環境が害されるもの

出典:厚生労働省ホームページ|職場におけるハラスメントの防止のために

そのうえで、パワハラの典型例として六つの類型を示しています。

  • 身体的な攻撃
  • 精神的な攻撃
  • 人間関係からの切り離し
  • 過大な要求
  • 過小な要求
  • 個の侵害

挨拶の無視が該当しうるのは、「人間関係からの切り離し」です。これは、特定の労働者を意図的に孤立させたり、無視・仲間外れにしたりする行為です。

挨拶を返さない行為が、業務上の必要性もなく、特定の人を意図的に排除する目的で行われていると判断される場合は、パワハラに該当する可能性があります。一度や二度の無視では認定が難しいものの、継続的・意図的に行われているなら、法的な問題に発展するケースもあります。

厚生労働省の調査|パワハラ行為者の6割以上は上司

パワハラをした相手についての厚生労働省の調査結果は以下のとおりです。

パワハラを行った者割合
上司(役員以外)65.7%
会社の幹部(役員)24.7%
同僚20.2%
派遣元・出向元の従業員・役員6.9%
部下3.6%
その他1.2%

出典:「令和5年度職場のハラスメントに関する実態調査」(厚生労働省)

厚生労働省の調査によると、パワハラの行為者の約6割が「上司(役員以外)」であることがわかっています。これは、職場における上下関係がパワハラの温床になりやすいことを示しています。

挨拶を無視する相手が上司であれば、職務上の優位性を利用した行為と見なされやすいのが一般的です。そのため、同僚間での問題に比べると、パワハラとして認定される可能性がより高まる傾向にあります。

もし挨拶を無視する相手が上司である場合、相性の根本的な問題もあるかもしれません。ストレスを軽減する上司のタイプ別の対処法はこちらで解説しています。

>> 上司と相性が悪い人へ。ストレスを軽減するタイプ別の対処法

パワハラで怒りや不満を感じる人は6割以上

パワハラを受けたことによる心身への影響についての厚生労働省の調査結果は以下のとおりです。

怒りや不満、不安などを感じた68.5%
仕事に対する意欲が減退した61.1%
職場でのコミュニケーションが減った36.3%
眠れなくなった25.0%
会社を休むことが増えた11.7%
通院したり服薬をした10.7%
入院した1.1%
その他2.4%
特に影響はなかった11.6%

出典:「令和5年度職場のハラスメントに関する実態調査」(厚生労働省)

パワハラを受けた労働者の6割以上が「怒りや不満」を感じたと回答しています。また、「仕事に対する意欲が減退した」「職場でのコミュニケーションが減った」と答えた人も多く見られます。こうした声からは、周囲の無視が精神的な健康へ深刻な影響を及ぼしている実態が浮き彫りになりました。

挨拶を無視されるたびに感じる「なぜ自分だけ?」といった怒りや悲しみは、あなたが弱いからではありません。それは、ハラスメントを受けた人間として当然の感情反応です。自分の感情を否定せず、まずはその事実をしっかりと受け止めることが、適切な対処への取り掛かりとなります。

自分だけ挨拶されない場合、パワハラに該当する可能性はある?

結論として、自分だけが継続的に挨拶を無視されている場合、パワハラに該当する可能性は十分にあります

判断のポイントは、「抵抗や拒絶するものが困難か」「業務上必要性がないか」「一般的労働者が支障を感じるか」の三点です。

他の同僚には普通に挨拶している一方で、特定の人だけを無視しているのであれば、それは業務上の必要性がない差別的な振る舞いと判断できます。

ただし、パワハラとして正式に認定されるには証拠が必要です。「気のせいかも」と思っているうちに記録をつけ始めることが、後の対応をスムーズにする手がかりになります。証拠の残し方については、後の見出しで詳しく解説します。

挨拶を無視されて「自分が悪い?」と悩んでいる人へ

挨拶を無視されると、真っ先に「自分の何かが悪いのかも」と自分の責任にしてしまう人は多いものです。

しかし、その前に一度立ち止まって状況を整理しましょう。本当に悪意のある無視なのか、それとも別の要因があるのかを確かめることで、不必要に自分を責めずに済みます。

声が小さい・タイミングが悪い可能性は?

挨拶を無視されたら、まずは「自分の声が相手にしっかり届いていたか」を振り返ってみましょう。声が小さかったり、騒音で聞こえなかったりすると、意図せず無視のように見えることがあります

無視されたと判断する前に、いつ・どこで・どのように挨拶したかを振り返ってみることが最初のステップです。

ただし、静かな環境で目を合わせて挨拶しても無視されるなら、物理的な要因は考えにくく、意図的な可能性が高まります。

相手の聞こえていない可能性

挨拶を返さない人のなかには、悪意がまったくなく、単純に聞こえていないケースもあります。加齢による聴力の低下、集中しすぎて周囲の音が入ってこない状態、考え事をしていて無意識にスルーしてしまうといった理由が考えられます。

こうしたケースでは、挨拶の声量を少し上げたり、相手の視界に入ってから声をかけたりするなどの工夫が有効です。また、名前を添えて「〇〇さん、おはようございます」と呼びかけることで、状況が改善することもあります。

一方で、こうした工夫を重ねても状況が変わらず、自分だけが無視されているなら、聞こえていない可能性は低いと判断してよいでしょう。

本当に悪意があるケースの見分け方

声が届かない、相手が気づいていないといった物理的な理由がないにもかかわらず無視が続くなら、それは悪意による行為である疑いが強まります。

以下のような状況が重なっているなら、意図的な無視と判断できます。

  • 目が合っているのに挨拶を返さない
  • 他の同僚には挨拶しているのに自分にだけ無言
  • 挨拶以外の場面でも会話を避けられている

こうした状況が一定期間にわたって繰り返されているなら、それは偶然ではなく意図的な行為です。

自分の気のせいだと思いたい気持ちは自然なものですが、不自然な状況が重なっているなら、自分を責める必要はありません。自分を疑うよりも、相手の振る舞いに問題があると認めることが、心を守るうえで大切です。

また、挨拶の無視だけでなく、職場の女性特有の人間関係や、グループでの孤立感に悩んでいる人もいるかもしれません。今の環境が自分に合っているのか客観的な判断も大切です。

>> 職場での女性の人間関係が怖い・疲れる…回避とストレスゼロのコツ

なぜ自分だけ?挨拶を無視する人の心理と共通点

自分だけを狙って挨拶を無視する人の行動は、理不尽に見えるでしょう。しかし、その裏には心理的な背景があります。

相手がなぜそのような行動をとるのか、その心理を知ることは、自分が悪いわけではない事実を確認する助けとなります。心の平穏を取り戻し、精神的な余裕を持つためのきっかけにもなるはずです。

挨拶無視する人の心理1:自分の権威や優位性を誇示したい

挨拶を無視する行為の背景にある心理の一つが、相手に対して自分の優位性を示したい欲求です。

挨拶を返さないことで「相手よりも自分の立場が上」「お前を相手にする必要はない」といったメッセージを無言で伝えようとしています。特に上司や先輩など、もともと立場が上の人間がこの心理に陥りやすい傾向があります。

重要なのは、この行為はターゲットにされた側の問題ではなく、無視する側の承認欲求や自己顕示欲の歪んだ表れだという点です。

相手はあなたの能力や人格に問題があるから無視しているのではなく、自分を大きく見せたいといった内側の不安から行動しているにすぎません。

挨拶無視する人の心理2:ターゲットを攻撃してストレス解消している

挨拶を無視する行為が、ストレスのはけ口になっているケースも少なくありません。

職場や家庭でストレスを抱えている人が、反撃してこない相手を選んで攻撃を加えることがあります。無視という形でストレスを発散しようとするため、理不尽なターゲットにされてしまうのです。

この心理は、いわゆる「八つ当たり」の延長線上にあります。

ターゲットに選ばれるのは、弱い人とは限りません。むしろ、真面目で誠実な人ほどターゲットにされやすい傾向があります。それは、反撃や仕返しをしないと相手が見越しているからです。あなたが無視されているのは、あなたの性格につけ込んだ相手側の問題です。

挨拶無視する人の心理3:言葉で伝えられず、態度で不満を示している可能性

挨拶を無視する人のなかには、言葉でのコミュニケーションが苦手で、自分の不満や感情を態度で示してしまうタイプもいます。

たとえば、過去に何らかのすれ違いや誤解があり、それを直接言葉で伝えられないまま、無視で感情を表現しているケースです。本人は「傷ついた」「納得していない」といった不満を抱えながらも、それをうまく言葉にできません。そのため、態度で示すといった幼稚な手段でしか感情を表現できずにいるのです。

だからといって、あなたが相手に歩み寄り続ける義務はありません。コミュニケーションの問題を態度で解決しようとする姿勢は、大人として未熟であり、その責任はあくまで相手にあります。

挨拶を無視しがちな人の共通特徴

挨拶を意図的に無視する人には、いくつかの共通した特徴が見られます。共通する特徴は以下のとおりです。

  • 自己評価が低く他者を下げて優位に立とうとする
  • 感情のコントロールが苦手で、態度に出やすい
  • 職場での対人トラブルを繰り返している
  • 他にも無視や孤立をさせている被害者がいる

こうした特徴を持つ人は、あなただけを標的にしているのではなく、過去にも同様の振る舞いを繰り返しているケースが大半です。周りを見ると、同じように悩んでいる人が見つかることもあります。

あなたが何か特別な問題を抱えているから無視されているわけではありません。むしろ、相手こそが問題のある行動を繰り返している人物との視点を持つことが大切です。

挨拶を無視された際に試したい!傷つかない実用的な対処法

挨拶を無視されるたびに心が削られていく感覚は、経験した人にしかわからない辛さがあります。

しかし、相手の行動を直接変えることは難しいのが現実です。だからこそ、自分自身の受け取り方と立ち回り方を変えることが、自分を守るうえで有効な手段になります。

「無視された」と落ち込む前に|自分の価値と相手の問題を切り離す方法

挨拶を無視されると、つい「自分に非があるのでは?」と自分を責めてしまいがちです。しかし、無視はあくまで相手自身の心理的な問題から生じるものであり、あなたの価値とは一切関係がありません。

この事実を感情レベルで腑に落とすために有効なのが「切り離し思考」です。

無視された瞬間に「これは相手が抱えている問題であって、私の価値とは別次元の話だ」と自分に言い聞かせる習慣を持ちましょう。

そうすることで、心へのダメージを最小限に抑えられます

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返すうちに感情の揺れは少しずつ穏やかになっていきます。自分を守るための大切な思考習慣として、取り入れてみましょう。

挨拶無視を気にしないための考え方|評価は意外と第三者が見ている

挨拶を無視されている状況は、実は周囲の同僚や他の上司も見ています。職場では、誰かが誰かを無視している事実は、意外なほど第三者の目に映っているのです。

多くの場合、周囲の目は「挨拶を無視している側」に対して冷ややかです。一方で、どんな状況でも挨拶を欠かさないあなたの姿は、無視を続ける相手よりもずっと好意的に受け止められています

「誰も見ていない」「自分だけが損をしている」と孤独を感じることもあるでしょう。しかし、現実は決してそうではありません。挨拶は、職場における信頼と人間関係の積み上げにつながっています。

無視し返すのはNG?もう挨拶しないと決める前に知っておきたいリスク

「もう挨拶するのをやめよう」「同じように無視しよう」と思うこともあるでしょう。しかし、挨拶をやめる・無視し返す行動には、いくつかのリスクが伴います。

挨拶をやめることで、あなた自身が「問題のある社員」だと周囲に誤解されてしまう恐れがあります。それでは無視を続ける相手と同じ土俵に立つことになり、結果として第三者からの正当な評価を損なうことになりかねません。

また、感情的に無視し返してしまうと、パワハラとして訴える際に「お互い様」と見なされるリスクも生じます。無視し返したい気持ちはよくわかります。しかし、結果としてあなた自身の立場を弱めてしまいかねません。

相手への怒りは別の形で発散しながら、職場では毅然とした態度で挨拶を続けることが、自分を守るうえで有利な選択です。

挨拶の無視が続く場合の記録方法と相談の流れ

挨拶の無視が続いているなら、「自分の気のせいかもしれない」と一人で抱え込み、我慢し続けるのは得策ではありません。状況を改善するためには、感情的に訴えるのではなく、事実を積み上げ、しかるべき窓口への相談が重要です。

ここでは、証拠の残し方から相談先の活用法まで、具体的な手順を解説します。

はっきり意思を伝える重要性

記録や相談といった本格的な行動に移る前に、まずは一度だけ、相手に直接あなたの意思を伝えてみましょう。

「挨拶を返していただけないことが続いていて、とても辛く感じています」と、感情をぶつけずに事実だけを淡々と伝えてみてください。もし相手が無自覚だった場合、この一言がきっかけで状況が改善することもあります。

また、直接伝えた事実そのものが、後に相談や申告をする際、「改善を求めたものの状況が変わらなかった」証拠になります

ただし、相手が攻撃的な反応を見せる恐れがある場合や、逆らえないような圧倒的な力関係がある場合は、無理に直接対話をする必要はありません。何よりも、あなた自身の安全を最優先に判断しましょう。

パワハラ認定のために不可欠な証拠の残し方

パワハラとして認定されるためには、客観的な証拠が不可欠です。証拠として有効なものは以下のとおりです。

  • 日時・場所・状況を記録した日記やメモ
  • 無視が確認できるメールやチャットのログ
  • 第三者が目撃証言
  • 音声録音(就業規則や法律の範囲内で行うこと)

証拠を残す際は、できるだけ具体的に記録します。

〇月〇日〇時、フロアで「おはようございます」と声をかけたが、〇〇さんは無言で通り過ぎた。他の同僚には笑顔で挨拶していた。

このように、日時・場所・具体的な言動をセットした記録で、証拠としての説得力が増します。感情的な表現は避け、事実のみを記録し続けることが、後の相談をスムーズにするコツです。

会社の相談窓口や信頼できる上司へ相談する際のポイント

社内で相談する際は、感情をぶつけるのではなく、記録した事実をもとに冷静に状況を伝えることが大切です。

「〇月〇日から今日まで、継続的に挨拶を無視されており、精神的に強い苦痛を感じています」と具体的に説明しましょう。具体的な内容を示すことで、相談を受ける側も事態の深刻さを正しく把握でき、適切な対応へとつなげやすくなります

以下に、主な相談先とその特徴、注意点をまとめました。

相談先特徴注意点
社内相談窓口(ハラスメント窓口)会社として正式に対応してもらえる加害者と同じ会社内のため、中立的な対応が難しい場合がある
信頼できる上司・先輩職場内での早期解決が期待できる加害者と近い関係の場合は逆効果になることがある
人事部門人事的な対応(異動・処分など)につながりやすい証拠や具体的な事実が求められる

相談は、決して「告げ口」や「逃げ」ではありません。あなたが本来のパフォーマンスを発揮できる健やかな環境を取り戻すための、正当かつ前向きな権利の行使です。

会社が動かない時は総合労働相談コーナーを活用する

社内での相談が解決につながらない場合や、会社ぐるみでハラスメントが黙認されている場合は、外部機関への相談が有効です。

各都道府県の労働局に設置されている「総合労働相談コーナー」では、職場のハラスメントに関する無料相談を受け付けています。匿名での相談も可能で、法律的な助言や会社への具体的な指導・働きかけといったサポートを受けられます。「会社に相談しても無駄だった」と諦める前に、外部窓口の活用を検討しましょう。

関連リンク:厚生労働省|総合労働相談コーナーのご案内

挨拶を無視される職場から解放|健全な環境へ移るための判断基準

挨拶を無視され続ける職場環境は、じわじわと精神を蝕んでいきます。相談を重ねても状況が改善しない場合、転職の検討は、自分を守るための正しい判断です。

ここでは、転職を考えるべきタイミングと、健全な職場を見極めるための具体的な方法を解説します。

挨拶無視が続く職場に固執すべき?転職を検討すべきサイン

「転職は逃げではないか」と思う人もいますが、ハラスメントが改善されない職場に留まり続けることは、逃げではなく消耗です。以下のサインが複数当てはまる場合は、転職を真剣に検討すべき時期です。

  • 相談しても、状況が改善されない
  • 出勤への強い恐怖や憂鬱が消えない
  • 食欲不振や睡眠障害など、体に不調が出ている
  • 社内に信頼できる味方が一人もいない
  • 組織全体にハラスメントを黙認する空気がある

これらのサインは、職場環境そのものに構造的な欠陥があることを示しています。もし、個人の力ではどうにもならない限界を感じているのなら、環境を変えることこそが合理的で賢明な解決策です。

精神的な限界を感じつつも決断できない時は、今の会社を本当に辞めるべきかどうかの最終チェックも活用しましょう。

>>【診断】会社を辞めるべき?女性が限界か分かる10のサイン

ハラスメントの少ない職場を見抜くチェックポイント

転職先を選ぶ際は、給与や業務内容だけでなく、職場の人間関係や組織文化にも目を向けましょう。特に転職サイトの口コミや、実際に職場を見学した際の雰囲気は、公式情報では見えにくいリアルな職場環境を把握するうえで参考になります

以下の5つのポイントに注目してみましょう。

チェックポイント健全な職場のサイン要注意なサイン
離職率低く安定している高く、常に求人が出ている
口コミ・評判転職サイトの評価が高い匿名口コミに不満が多い
面接の雰囲気面接官が穏やかで丁寧圧迫感がある・質問を遮る
職場見学社員同士の挨拶や会話がある社員の表情が暗く会話が少ない
ハラスメント対策相談窓口や研修が整備されている制度が曖昧または存在しない

これらのチェック項目は、その会社が「人を大切にする文化」を持っているかどうかを物語っています。あなたを一人の人間として正当に尊重し、温かく迎え入れてくれる場所を、じっくりとチェックしていきましょう。

面接でブラック体質を見抜く質問例

転職面接は企業があなたを選ぶ場であると同時に、あなたが企業を選ぶ場でもあります。面接で確認しておきたい質問は以下のとおりです。

チームの平均在籍年数はどのくらいですか?

前任者の方が辞めた理由を教えていただけますか?

職場でのコミュニケーションはどのような形で行われていますか?

質問に対し、回答を濁したり不快な反応を示したりするなら、組織の文化に問題がある恐れがあります。

一方で、どんな質問にも具体的かつ誠実に向き合ってくれる企業は、風通しが良く、健全な職場文化が根付いている可能性が非常に高いと言えます。

自分らしく働ける環境を探すための転職エージェント活用

転職活動を一人で進めることに不安を感じる場合は、転職エージェントの活用が効果的です。転職エージェントは、求人紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、企業との条件交渉までサポートしてくれます。

特に職場環境やハラスメントの有無については、エージェントが企業の内部情報を深く把握しているケースが多々あります。エージェントの活用で、求人票や公式サイトなどの公開情報だけでは決して見えてこない、職場のリアルな実態を事前に確認することが可能です。

「今の職場を辞めてから転職活動に専念しよう」と考える方も少なくありません。しかし、在職中から少しずつ動き始めることで、経済的な不安に縛られず、自分に最適な職場をじっくり選ぶための「心の余裕」が生まれます。精神的に限界を迎えて動けなくなってしまう前に、まずは情報収集から始めてみることをおすすめします。

>> 女性におすすめの転職エージェント9選|年代別・目的別に徹底比較

職場での挨拶の無視についてよくある疑問Q&A

職場での挨拶の無視についてよくある質問をまとめました。

挨拶を無視するのは違法?

結論として、挨拶を無視する行為そのものを直接罰する法律は現時点では存在しません。しかし、違法性がまったくないわけではありません。

挨拶の無視が「優越的な関係」「業務上の必要性を超えた言動」「就業環境を悪化させている」という3つの条件をすべて満たすケースがあります。その場合、パワハラ防止法に基づく「パワーハラスメント」として認定される可能性があります。

特定の人にだけ挨拶しない上司にはどう対応すればいい?

特定の人にだけ挨拶しない上司への対応は、まず記録を取ることから始めましょう。感情的な直接対立は、状況を悪化させるリスクがあります。日時・場所・状況を記録しながら、信頼できる同僚や人事部門、社内相談窓口への相談を検討します。

状況が改善されない場合は、総合労働相談コーナーへの相談や転職も視野に入れましょう。

挨拶を無視されてメンタルが限界な時の休み方は?

メンタルが限界に近づいていると感じたら、まずは無理せず休むことを検討しましょう。医師の診断書があれば、状況に応じて傷病休暇や休職制度を利用できる可能性があります。「休むことは逃げ」ではなく、回復のために必要な選択です。

挨拶を無視する人がいるため、人を選んで挨拶しているけど大丈夫?

気持ちはよく理解できますが、特定の人だけに挨拶しないのは、長期的に見てあなた自身の評価を下げるリスクがあります。

職場における挨拶は、業務上の信頼関係を築く基本的なコミュニケーションです。無視してくる相手への挨拶をやめてしまうと、周囲の目には、あなたも相手と同じように人を選んで接している、と映ってしまう恐れがあります。理不尽に感じるかもしれませんが、挨拶を続けることはあなた自身の信頼を守るための行動です。

相手の行動に自分の行動を合わせるのではなく、自分の基準で行動し続けることが、職場での長期的な評価につながります。

まとめ|挨拶無視に悩む必要はない!あなたの心を守る選択をしよう

挨拶の無視は、状況によってパワハラに該当する可能性があります。無視する側に問題があり、あなたに非はありません。証拠を記録しながら社内外の相談窓口を活用し、それでも改善されない場合は転職も視野に入れましょう。

今の環境に固執せず、あなたの価値を正当に評価してくれる場所を見つけるために、以下の記事もあわせて参考にしてください。

>> ホワイト企業の見分け方|ブラック企業に騙されないポイント

>> 退職を言い出せないときの対処法|怖さを和らげる準備と例文集

※本記事に使用しているアイキャッチ画像は、GeminiのAIサービスにより生成された画像を含みます。

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